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ライフキャリアプランナー

Author:ライフキャリアプランナー
新宿で働く社労士&ファイナンシャルプランナー。
日本のお酒と歴史が好き。

海辺暮らし
家庭菜園
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竹島と言霊思想

年末も押し迫ってきました。
多くの会社では12月28日が仕事納めではないでしょうか。

私は29日までお仕事が入ってしまい…今年の年末年始は日数が少なくあわただしい。

さて、非常に腹立たしいことに、高校の教科書から「竹島」に関する記述がなくなるようです。

竹島は、韓国に不法占拠されている島根県に属する小さな島です。
江戸時代から日本人が日本として占有してきました。

その竹島を、韓国は1952年(そんなに大昔ではない)に、国際法に反して武力をもって不法占拠し、現在に至っています。
あちらでは「独島」と呼んでいるようです。

第二次世界大戦の末期にソビエトに占領された北方領土とは、経緯が異なります。

なぜ、最近になって(戦後という意味で)韓国に「不法占拠」され続けているのか?

簡単です。
当時の韓国は軍事政権です。
で、軍隊を使って占拠しました。
今でも、竹島周辺に軍艦を派遣して警備にあてています。

北朝鮮の不審船ですら拿捕できない日本の海上保安庁の船舶が、対応できるわけがないんですね。
海上保安庁なり海上自衛隊の皆さんは頑張ってますよ。
権限も設備もないなかで、いかにして国民を守ろうとしているかは、境港に行くと実感できると思います。
(ゲゲゲの鬼太郎やカニだけではない町です)

ちなみに、この竹島問題ですが、韓国ではヒステリックに騒ぎます。
韓国の専門家に言わせると、
「国際法で戦うと(不法占拠なのは明白なので)不利な結論が出る可能性が高いのだから、大騒ぎしないで、占領し続けることで実績を作っておけばいいんだよ。どうせ日本は攻撃してこないんだし、このままでいいんだ」
と高をくくっています。

「逆説の日本史」の著者である井沢氏の言葉です。

「口にだすと現実化するという言霊信仰が今だにあって、軍隊を持つと戦争をするという馬鹿げた考えをもっている野党がいる」「現実に武力行使を受けたり、侵略されたらどうするんだ?という質問に答えようとしない」

全く同感です。

で、その当時の野党が与党になりました。
歴代の自民党政権でも手を出せなかった「竹島問題」ですが、さらに弱腰な姿勢が許せませんね。

私自身は、別に憲法改正をしろとか、軍隊を持てとか、そんなことを言うつもりはありません。
問題を先送りするのではなく、「何をもって解決とするのか」を示してもらいたいだけです。

特に社民党あたりに「竹島問題」を問題だと認識しているのかを聞いてみたいものです。

自国の領土を不法占拠されていることを問題視しない政治家が、国なり国民を守ってくれることはあり得ない。
かつて、北朝鮮の拉致問題を「存在しない話」と切り捨てていた野党もありましたしね。

日本からソフトと資源を奪っていく中国と韓国には融和姿勢という名の迎合を見せ、日本を守ってくれる唯一の国アメリカとはしっくりいっていない…。

なんとも不可思議な外交姿勢です。働け!外務大臣。

「坂の上の雲」なり「陸奥宗光」なり、過去の歴史に触れるにつけ、豊かな国になって失ったものって、結構あるような気がいたします。

中国と韓国とは経済などで協力していく必要があるんだから、小さい島くらい占拠させてたっていいじゃない…。

…という話ではないはず。なのになあ…。

平成21年最後の投稿も文句で終わってしまうようです。

あと数日で平成22年。
皆さまにとって、良い一年になりますように。
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THEME:これでいいのか日本 | GENRE:政治・経済 |

「アラ」違いと勘違い

先日、四谷荒木町で会食をする機会がありました。

お刺身がメインでした。

まず「寒ブリ」です。
脂がのっていること以上に、歯ごたえがよくてとてもおいしかったですね。

しかし…。その次のお刺身を口に入れたとたん、さらなる衝撃が!
「何だ、これ。めちゃめちゃウマイ」と…。

仲居さんが「ありがとうございます。アラというお魚になります」とおっしゃいます。
私もその場にいた皆さんも、「クエ」のことか、と思ったのでした。
(クエは九州ではアラと呼ばれていますから)

そうと察したらしく、さらに仲居さんが付け加えました。
「九州ではクエのことをアラと呼びはりますが、アラというお魚がいるんですよ。スズキの一種ですよ」
「おいしく召し上がっていただく方法も少し違いますから、こういう出し方をしております」

翌日、調べてみました。
クエはスズキ目ハタ科のお魚です。アラはスズキ目スズキ科で、確かに違うお魚です。

さて、話は思いっきり飛びます。
確定拠出年金、いわゆる「401k」についてです。

ここ数年で、適年から401kに移行した会社はさすがに増えてきました。
(いまだに放置している会社のことは、以前書いたとおりです)

運用報告書などがお手元に届いたりするかと思うのですが、ここで少なからず「勘違い」による運用変更がでてくるようです。

「大変だあ。退職金の原資なのに、20%もマイナスがでている」
とか
「評価額が、投資額より40万円も少ないぞ」
といった感じです。

ここで、専門家に相談したり、調べたりせずに、安心感をえるために、元本保証の商品に変えてしまう。

そういう方が非常に多いです。

また、ご主人は鷹揚に構えていても奥さまが「何やってんのよ。減ってるじゃないの」とお怒りになるパターンも。

「退職金なんですから、いいんです。別にたくさんお金がなくても、元本さえ残ればいいんです」

という勘違いが多いのが、なんとも…。

企業がきちんと投資教育をしていない、ということもそうですが、「適年」より「401k」のほうが運用利回りが低い、ということを知られたくない、要は「従業員は401kについてはそんなに知らないほうがやりやすい」と企業担当者は思っておられるのではないか、とすら勘繰りたくなります。

確かに個々人で運用方針・商品選定を行った結果として、3%以上の利回りを確保するのは結構難しいかもしれません。従来の制度「適年」であれば、本人は何もしなくても3%程度は保証されていたはずですからね。

要するに「元本さえ残ればいい」という考え方は、従来制度と比較して、300~500万円くらい受け取る額が少なくなっているかもしれません。

「元本保証型の利回り1%以下の商品」のみを選択するということは、従来制度との比較で損を確定させるものです。

3年前以前から運用開始している方について、国内外の株価などの運用商品の多くは「運用報告書」ではマイナスになっていると思います。

現時点だけをみると、「自分はややリスクのある商品を選んだのでマイナスがでている。元本保証型は0.02程度だけどプラスじゃないか」と思うでしょう。

でも、株価がとても低く、円高はやや行き過ぎ、といった今こそ、リスク運用型の運用割合は高めておいたほうがよいと思うんですね。

分散投資をしておいて、ポートフォリオをきちんと組んでおきさえすれば、長期的にみれば元本保証型より成績のよい運用利回りを得る可能性が高くなるわけです。

ちなみに、私がささやかに行っているものですが、ちょうど1年前くらいはマイナス20%くらいでした。
今は、マイナス8%ほどです。

当面「使う必要のないお金」で運用しています。
10年以上の運用期間で考えていますから、今は「底値のうちに買いこんじゃえ」です。
ただし、「投資額は一定」を守っています。投機ではなく資産運用という投資なのですから。

何故、お話の冒頭に「アラ」のことを書いたのか…。

それは、「勘違いはもったいない」ということを言いたかったんです。

お魚は、季節によって味が違うものです。違うどころか「不味い」季節もあったりします。
食材に「旬」とそれに応じた「調理」があるように、投資にも同じことが言えるんだなあ、ということです。

お金の教養講座

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歴史小説034(調所)

日本の財政を考えつつ、幕末の薩摩藩を取り上げてみたいと思います。

破産状態から、維新の雄藩となっていった背景のひとつとして、取り上げたい人物が「調所 広郷(ずしょ ひろさと)」です(調所笑左衛門と呼ぶのが一般的なようです)。

当時、薩摩藩の財政は500万両にも及ぶ膨大な借金を抱えて破綻寸前、というか、破たんしたようなものでしょう。

この広郷、行政・農政改革を断行し、商人を恫喝して借金を「無利子250年の分割払い」にしてしまいます。
このあたりは何とも強権です。小沢一郎のような行動力です。強引ですけどね。

ただ、商人には密貿易品を優先的に扱わせることで利益を上げさせてもいます。
大島や徳之島などから取れる砂糖を専売制にしたり、なかなか商売上手です。
この辺は、エリートではなく苦労人あがりのうまさでしょうか。

結果として、250万両もの蓄えが出来る程にまで財政を回復させることに成功しています。

ですが…やがて後継者を巡る争いが、長男の斉彬とその異母弟の久光の間で生じます。
お由羅騒動です。

広郷は斉興・久光派に加担します。
斉彬が藩主になると、西洋のいろんなものを買いつけるため再び財政が悪化する事を懸念したと言われています。

斉彬は幕府老中・阿部正弘らと協力して薩摩藩の密貿易情報を幕府に流し、斉興、調所らの失脚を図ります。
そして、調所は阿部に密貿易の件を糾問されるや、藩邸にて急死します。
責任追及が斉興にまで及ぶのを防ごうとした服毒自殺とも言われています。

追い落としは続きます。
広郷の遺族は斉彬によって家禄と屋敷を召し上げられ、家格も下げられてしまいます。

斉彬は名君といわれています。私もそう思っています。
それだけに、この調所の評価、処遇については何とも…。

時代は下って明治維新。これは、薩摩藩の軍事力に負うところが大きいですね。

薩摩藩が、新型の蒸気船や鉄砲を大量に保有しえたのは、ひと世代前に500万両に及ぶ借金を踏み倒して、薩摩藩の財政を再建した広郷がいたから、とも言えるでしょう。

薩摩藩の借金500万両…。当時の薩摩藩の年収は14万両程度ですからねえ。
財政の面を中心に見ると薩摩藩の救世主である事は間違いないと思います。

その後、斉彬派の西郷隆盛や大久保利通が明治維新の重鎮となったため、調所家はさらに徹底的な迫害を受け一家は離散してしまいます。

こういう人は、本当は大事にすべきだし、評価されて然りなんでしょうけど、大事にされないんですね。

財務省もそうですが、やはりリアルに実情を知っているのは経理・会計担当です。
悪者にするだけでは能がない。そう思うところです。

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タバコ休んで10ヵ月

タバコを休んで10ヵ月に入ります。

相変わらず、気楽に、気ままに、休煙しています。

どうやら例の値上げは、1本あたりで5円。
1箱だと300円から400円という金額になりそうです。

健康という視点から…。
税収という制度から…。
葉タバコ農家の保護という施策から…。 賛否はいろいろでしょうね。

いずれにしましても「休煙するきっかけ」になる可能性は、たしかにあると思います。
未成年者にとっては、気軽に買えない額になってきましたし。

タバコ&缶コーヒーで休憩!という方は結構多いのですが、足し算するとちょっとした定食代くらいの金額です。
牛丼が値下げされていますので、来年度からは「牛丼はタバコより安い」になるわけです。

JTや財務省などでは、喫煙率のさらなる低下を想定しているようです。

喫煙者の側からみますと、何とも複雑ですねえ…。
「これ以上、いじめてくれるなよ」といった感じでしょうか。

吸える場所はどんどん消えていきます。

健康に悪いことも、クサイのも、いろいろ承知して吸っていたりするんですよ。
何かとストレスがかかる日々のなかでの「あの一服」は、安らげる習慣なんですよねえ。

そう考えると、喫煙とは趣味ですな。「嗜好」といいますからね。
そして、ストレス解消というありがたいツールともいえます。

ただし、これは喫煙している間とか、喫煙者だけが感じていることです。

喫煙者の私が、10か月休煙しているから言うわけですけど、確かに「クサイ」のね。

あんなに臭いとは、お休みするまでしらなかった。
タバコの煙が嫌いではない私でも、クサイのはイヤですねえ。

さて、最近は喫煙は「嗜好」から「メタボリスク」という位置づけになってきていますね。

こういう世の中になりますと
「おれもやめる努力をしてみようかな」という方と
「喫煙者は滅びない。おれは死ぬまでやめない」という方のふたつに、大まかですけど分かれます。

そして、まだまだ少数なのですが
「とりあえず、ちょっとの間、吸うの休んでみるか。吸いたくなったら吸えばいいんだし」
というタイプ…。

実は今の私は、これに該当します。
ですので、将来どっちに転ぶかわからないので、禁煙という言葉は使わず「休煙中」と言っています。

普段は吸いません。我慢はしていません。特に必要としないんですね。
でも、やはり飲み会ではちょくちょくもらいタバコしています。
(これからは高くなるので、もらえなくなりそうですけど)

ヒトにせびっておいて何ですが、2本くらいがせいぜいでしょうか。
この間、調子に乗って3本ほどいただいてみたら、気持悪くなり、飲み屋なのにお茶ばかりすすっていました。

さて、ごちゃごちゃ書いてきましたが、
要は「いったん吸うのを休んでみませんか」というお誘いなんですね。

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歴史小説033(井伊直弼)

「幕末に欠かせない人物」というと、議論百出になるのではないでしょうか。

そして「竜馬伝」がスタートすれば、さらに全国的に盛り上がるかもしれません。

萩、鹿児島、佐賀、高知、会津、函館、等々…。
幕末の英雄たちはいろんな地域に足跡を残していますし、地方経済の活性化につながれば良いですね。

さて、どの時代でもそうですが、評価の定まらない人物って結構いますよね。
もしくは時代によって評価が真逆にひっくり返るとか…。
足利尊氏、石田三成、武田勝頼、調所広郷…まあ、いろいろ出てきます。

現在では、大河ドラマにおける描かれ方によってイメージというか、好みが大きく左右されたりするように思います。
で、そんな人物のひとりに挙げたいのが、井伊直弼です。

第11代藩主・井伊直中の十四男として生まれます。
14番目ですから、普通は日なたに出てこれません。実際に17歳から15年間は部屋住みの日かげ暮らし。

こんな境遇であれば、山内容堂みたいに飲んだくれていてもおかしくないのですが、この方、コワモテのイメージとは少々異なる暮らしをしています。

まず、国学を学んでいます。
自らを花の咲くことのない埋もれ木にたとえて「埋木舎(うもれぎのや)」なんて洒落た名前のお家に住みます。
次に、茶道も学び大成しています。

そんな暮らしのなか、兄が死去したため、14男にもかかわらず家督を継ぎ第15代藩主となります。

そして、安政5年(1858年)に直弼は江戸幕府の大老に就任します。
ここから、一般的に知られている井伊直弼が登場します。

井伊直弼を語る場合の視点ですが、

①「桜田門外の変によって暗殺された」こと自体、幕府権威を衰退させるきっかけとなったというものですが、これはちょっとかわいそうかな、と。

②「安政の大獄によって、攘夷派も開国派も邪魔であれば追放した」ことが幕府滅亡の遠因になったというものですが、これは幕府のなかに少なからずいた有能な人間をやっつけてしまったという意味で妥当な感がいたします。

③「開国を断行して日本を救った政治家」という積極的に評価するもの、ですが、これは結果論といえなくもない。

④本心は開国ではなく攘夷論者で、大した人物ではないというものですが、これは勝海舟とか司馬遼太郎氏の見解になります。彼らは井伊直弼が「好きではない」から、ともいえそうですが…。

こんな感じにくくるとしたらどうでしょう?
①と②の方が多いのではないでしょうか?

でも…
ほとんどの人に憎まれるくらいの強権を振るってでも開国していなかったら、以降の日本史はどうなっていたでしょう。
つまり、好き嫌いにかかわらず、井伊直弼は、幕末を語るに欠かせない一人ということができると思います。

だいたい尊王攘夷派って、幕府がひっくりかえったとたん、開国派に鞍替えしましたよね。
節操がないというか…。

ちなみに、この本では③を採用しています。
民主党の小沢一郎が、生け花をいけているような場面を想像してみてください。

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金利と国債と国家破産

「2011年金利敗戦 日本国破産処理の現状」という本を取り上げたいと思います。

小泉構造改革がはじまったころくらいからでしょうか?
「日本国の破産」をうたった本をちょくちょく見かけるようになりました。

まるで日本の破産を願っているかのようなニュアンスの本もあったくらいです。
ただ、その類の本は、たいてい後半に「だから海外のファンドに資産を移そう」とか書いてあって…。
そういう手合いはキライです。自分ひとりだけよければ、という感じがイヤラシイ。

ちょうどファイナンシャルプランナーを取得した頃ですから、2年くらい前でしょうか。
(ガソリンが異常に高かったですねえ。ガソリン税が暫定税なんだ、と初めて知った頃だったかな)

さて、景気が上向くと政策金利を上げざるを得なくなります。
そうすると、長期金利が上昇します。
そうなると、国債の利払費が増え、既発債の利回りは相対的に低くなるため、評価額が下がります。

金利が1%上昇すると、国債価格は10%下落し、利払費は4兆円増加するとの試算があるようです。

金利が上がって困るのは、国の借金ばかりではありません。
普通の国民が持っている借金のナンバーワンは住宅ローンでしょう。

この住宅ローンですが…、
最初の数年はゆとり返済とかいって、金利を外した支払期間とし、一定期間が終了したら、変動金利にひきなおす…、つまり支払額が増える、という仕組みになっているものがけっこうあります。

不動産相場が下落した数年前に購入された方では、このタイプを利用されている方が多いようです。
年収は500万円前後の世帯が多いみたいです。

実は金利が1%上がると、支払総額は相当増えます。

「支払額が1%増えるくらい何でもないでしょ」という、とてつもない勘違いをしていた方がいました。
試算してあげたらビックリされていました。

ひとつ例をお示ししてみましょう。

3,000万円を35年返済で借り入れたとします。
金利が1%上昇すると、毎月の返済額は2万円ほど、総額では700万円くらい増えます。

下手をすると、年収500万円世帯では、ローンの返済が困難になる可能性があります。
年収500万円って、現在の平均的な勤労者より少し多いくらいの額ですから、収入が低い方の話ではありません。

では、超低金利の現在が良いのか、というと、これもまた違うんですね。

貯蓄のある方は金融機関に預貯金を持っていると思います。
本来のお金の価値(ひとに貸したり預けたりするときの価値)は5%なんですね。

これがほとんど0%だとすると、お金を預けている側にとっては国と金融機関に「利子を抜き取られている」と考えるべきなんです。

景気が上向かないこと。長期にわたって、変な経済になっているということ。
これらは「金利」という尺度で考えてみると、結構理解しやすくなるのではないかと思います。

「本当は恐ろしいグリム童話」という文庫本がありましたが、
金利の仕組みをひも解くと、日本の経済が、実はいかに恐ろしい状況にあるのか、お分かりになると思います。

私は、
自分自身が老後を迎える頃までに日本は破産するとは必ずしも思っていません。
ですが、消費税は少なくても20%程度の税率にはなっているだろうとは思っています。

デンマークやスウェーデンなどの東欧では、既に25%程度になっています。
高負担・高福祉の財源です。破産したらこんな程度では済まないわけですし。

日本では、消費税の引き上げが悪とされる傾向が強いですが、悪なのは税金ではなくてその使途でしょう。

やや古くなってしまいましたが、それでも政権交代後の民主党と財務省の関係、景気対策と金融政策のちぐはぐさ、
などについて、理解しやすい内容だと思います。表現も比較的平易ですしね。

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税制「改正」か?

ようやく、平成22年度税制改正内容がまとまりました。

本当にドタバタしています。
「生みの苦しみ」という一過性のものであれば良いのですが…。

さて、所得税・住民税の扶養控除は廃止・縮減です。制度的には増税的な設計になっているようです。

でも、子ども手当や高校無償化などについては、所得格差を是正する「控除から手当へ」という政策スタンスを鮮明にする必要があったわけです。
やらなければ詐欺ですからねえ。

ということで、ほとんどの子育て世帯では、差し引きすると所得自体は増えるようです。
ですが…制度的には、いろいろいじりすぎて、またまた複雑でわかりにくくなっていくようです。

まず、扶養控除は収入から一定額を差し引いて納税額を少なくする。
廃止される15歳以下の子供を対象とした扶養控除では、所得税で1人当たり38万円、住民税で33万円の所得控除がなくなりますから、その分は増税になりますね。

ですが、子ども手当が支給されることによって、平成22年度では、15歳以下1人当たり月1万3千円(年15万6千円)、平成23年度からは月2万6千円(年31万2千円)が支給されることになります。

現行の児童手当は廃止されますので、その分は差し引くことになります。
高校無償化によって、高校生1人あたり年12万円程度の所得増になりますが、これはお金をもらえるのではなく、支出がなくなるという設計になろうかと思っています。

これらをまとめると、

中学生以下の子供がいる世帯では、だいたい20万~40万円超の所得増となるようです。
また、児童手当制度であった所得制限がなくなるので、児童手当がもらえなかった高額所得者にも支給されます。

なのですが…。

サラリーマンの平均年収に近い「500万円世帯」の場合は、他の所得世帯に比べて恩恵がすくなくて、この層で「専業主婦で3歳未満の子供がいる」世帯は、唯一、現在よりも所得が6万円ほど減ってしまうそうです。

育児休業法改正など、次世代育成支援という意味で「3歳未満の子を持つ世帯」を社会的に支援しましょう、という施策が強化されているなかで、その対象世帯が実質増税になるなんて…。

制度設計上の不備だと、私は見ます。

子供が16~18歳でも高校に通っていない世帯でも、増税になります。
子供が大学生以上や子供のいない世帯、単身世帯にとっては、負担増も恩恵もありません。カヤの外です。

前にも書きましたが、子育て支援なら、小金を配るより保育所を増やすほうが宜しいはず。
「子どもを育てている親」を支援する社会基盤を整備すべきでしょう。

最悪なのは、
①財源がないのに、借金して一時的にばら撒く
②必要な社会基盤の整備は凍結して当座をしのぐ
③税制的には、実は増税という制度設計になっていた
④国債がいよいよヤバイ状況になってしまった

そうなったら、4年後に政権交代になればいい…。

そのときに、日本という国が「夕張市」になっていないという保証はありません。

消費税なんて、30%くらいになってしまう可能性だってあるわけです。
そして「国を頼るな」という社会になっているかもしれません。

芯のある理念をもって、きちんと説明して、きちんと使ってくれるのであれば、国民だって増税に賛成するでしょ。

私はお金もちではないですし、将来にわたって日本で暮らしていくわけです。
おそらく、私の子どもたちも…。

先送りは政治的な犯罪である。
先送りするくらいなら、政権降りてくれよ、と。私はそう思います。
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歴史小説032(北条氏康)

いわゆる後北条氏の3代目です。

のちの徳川幕府の本拠地となる江戸文化は、北条氏の本拠地である小田原が発祥という話を聞きます。

今でも箱根では北条五代祭りというものを開催したりもしています。
小田原城から見る相模湾の眺めは気持ちいいですし、小田原の街って結構好きです。

なのですが…。
この北条一族って、人気としてはイマイチの感がぬぐえません。

北条早雲は傑物ですけど、出自が怪しげ…。
キャラ的には下剋上という意味で取り上げられる斎藤道三というよりは、毛利元就に似た印象をもっています(謀略という部分に)。


北条一族は、皆さんよくご存知のとおり、最後は豊臣秀吉にやっつけられます。
天下統一の総仕上げ、って感じで…。

なんとも情けない結末で、北条5代の歴史は幕を閉じるわけですね。
この小田原の陣で「北条氏滅亡」となってはいますが、実際には、小っちゃい大名としてしばらくは家名をつなぐことができているんですね…。

さて、この北条一族のなかで、氏康は、なかなかの人物だと思っています。

実際に、上杉謙信や武田信玄と対等にわたりあっているわけです。
今川義元との関係も然りで、外交上手だと思います。

そして、「氏康の向疵」と呼ばれたくらいの猛将でもあるわけです。
地黄八幡の異名で知られる北条綱成と双璧のような感じでしょうか。

河越城の戦いでは、劣勢をはねのけて、関東管領上杉氏を破っています。
この戦いは、関東における北条氏のポジションを決定づけた戦いであったと思います。

関東管領上杉氏は結局この戦い以降、徐徐に廃れていきます。
北条家に敗れて越後の長尾家を頼り、結果として「関東管領上杉謙信」が誕生します。

この上杉謙信さん。
関東管領となったことを受けて、北条氏の本拠地小田原城を包囲します。
ですが、攻めきれずに終わってしまいます。

ですが、謙信との戦いが籠城だったのがドラマ的には美しくない、のかもしれません。
そのこと自体は後世の小説的な話なので、氏康に罪はないのですけどね。
また、次世代の氏政、氏直は「やられキャラ」という不名誉な存在になってしまったからなのか…。

北条5代という立派な一族なのに、大河ドラマとか、時代小説の主人公になかなかなれません。

でてくるのは、いつも豊臣秀吉にやられる役か、山上宗二の関係ででてくる程度か…。
残念ですねえ。

ユニクロの会長が「成功体験はすぐに忘れなければならない」とおっしゃっておられます。

何が言いたいかというと、
上杉謙信や関東諸将の軍勢約11万もの軍勢に包囲されても小田原城は落ちませんでした。
これは成功体験そのものでしょう。

ですが、この成功体験がのちのち北条一族におごりを生み、結果として滅んだ要因でもあるでしょう。
早雲は別の意味でそうですが、氏康は非常に魅力的な人物だけに、惜しまれます。

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THEME:歴史・時代小説 | GENRE:本・雑誌 |

派遣法改正骨子案

学生の就職内定率の低さが大きく取り上げられています。

義務教育以降の「社会人教育」が企業のOJTのみという日本においては、将来の不安定社会をもたらしかねない厳しい状況だと思います。

どこかの就職担当の職員さんが次のようにコメントされていました。

「従来なら、正社員採用が確保できない場合には「派遣」という逃げ道もあったが、今年はそれすらない」

そんな状況のなか、労働者派遣法改正案について、骨子案が提示されました。
この法案は、「年明け」を予定されている通常国会への提出をめざし、調整が行われるようです。

今回の骨子案は、公益委員からの提示となっていますが、非常に労働者保護という視点が強いように感じます。
ちなみに、次のような内容です。

○登録型派遣は原則禁止。例外に以下を設定。
・専門26業務
・産前産後休暇・育児休業・介護休業取得者の代替要員派遣
・高齢者派遣
・紹介予定派遣

○製造業務派遣の原則禁止。例外に以下を設定。
・常用雇用の労働者派遣

○日雇派遣の原則禁止

○マージン率の情報公開
マージン率の情報公開に加え、派遣労働者の雇入れ、派遣開始、派遣料金改定、の際に
派遣元は派遣労働者に対して、一人あたりの派遣料金の額を明示しなければならない。

○違法派遣の場合における直接雇用の促進
以下の違法派遣⇒派遣先が派遣労働者に対して労働契約を申し込んだものとみなす。
・禁止業務への派遣受入れ
・無許可・無届の派遣元からの派遣受入れ
・期間制限を超えての派遣受入れ
・いわゆる偽装請負の場合
・常用雇用する労働者でない者を派遣労働者として受入れ

マージン率の公開については、正直にいって、人の財布をこじあけるようないやらしさを感じます。
「派遣会社は儲けてはならない。会社の儲けは、少しでも多く派遣社員に還元しなければならない」

という趣旨なのでしょうが、そんなもの、派遣会社でなくても、どこの会社も同じようなものです。
そこを「搾取」のように扱われては、経営側としては受け入れられないでしょう。

昨年は「蟹工船」がクローズアップされましたが…。

結果的に、マージン率は同じようなレートになるのでしょう。
もしくは、少しでもレートのよい企業にヒトが集まるので、結果的に大手数社に収斂していくのかもしれませんね。

次に、偽装請負の場合、についてです。
つい先日、偽装請負は認められたものの、派遣先の雇用義務は否定された判決が出たばかりです。
電気、自動車、精密機器関係のメーカーで「偽装請負は100%存在しない」と言い切れる会社は多分ないのでは。

地方では、どうしても大手の工場が雇用の受け皿ですし、
各地のハローワークも「失業率を下げるため」に一生懸命でしたから。

要するに、ビジネスは現実に即して動くわけですね。
現実に即さない法律を作ったとします。それは「悪法」と呼ばれることになるのかもしれません。

つまり、派遣契約が非常に面倒で、お金もかかるもので、ダーティーなイメージであるもの、と「確定」されてしまえば、受け入れ側には「うまみ」がなくなりますね。

でも、従業員を全員、正社員として雇用できる体力のある企業は、あんまりないでしょう。
となれば、有期雇用の臨時社員が増えるにすぎない、という方向に動くだけの感もいたします。

文字通り、景気の調整弁になりかねないですね。
しかも、こういう働きかたでは「スキルや知識の蓄積」は困難です。

派遣労働には、たしかにいろいろな課題があります。
でも、それを「悪」と言い切ってしまう社民党などの政治家や公党は、どんな責任を取るというのだろう…。

責任をとるのは「自分たちに投票した国民」ということなんでしょうかね。

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老後の暮らしについて

「老後」という言葉に「暗さ」を感じる方は、多いようです。

ハッピーリタイアメントという言葉があります。
ファイナンシャルプランニングなどでは「夢」という言葉とともに良く使われる言葉ですが、「そんな言葉を使われても、むなしくなるだけですから」なんておっしゃる方が増えつつあるような…。

さて、今回は「老後の暮らし」について、特に住居という視点でいろいろ述べてみたいと思います。

寿命が延びていますね。でも、必ずしも健康ではないわけです。
「寝たきり」という状況があります。
これは非常に大変だそうです。家庭介護に疲れて自死してしまう方がでてしまったりします。

しかし、「認知症」はもっと厳しいのだそうです。
「認知症は、非常に健康な方がなります。脳の神経系意外は非常に元気なので、意外に病気もしません」
というお話を聞いたことがあります。

「早く死んでくれれれば」という意味では決してないのですが、現実問題、ご家族の苦労はいかばかりかと…。

実際に、私たちの親世代である「団塊の世代」がそういうお年頃になった頃、どんな世の中になってしまうのだろうと考えたりします。そう遠くない話です。あと6年もすれば、70歳という塊になります。

今の時代、ガンをのりこえて長生きしたら、つまり高齢者になったら、ほぼ全員が車椅子の生活や認知症となると言われています。そして、その介護期間は多くが10年以上ということです。

でも、家族介護は非常に困難です。
何も考えていなければ、親が認知症になったときに自分の家庭が崩壊しかねません。

親の面倒をどうみるか、という視点だけではなくて、自らの人生をどう豊かに生きていくか、という知恵が必要になるわけです。

特別養護老人ホームは、費用が安くて預けたい側には非常によい施設だと思います。
でも、皆がそう思うので、供給が需要に追いつかず、入居まで何年も待っているという現実があります。

ですので、介護付有料老人ホームという存在が重要になってきたりします。

ニチイとか、ベネッセとか、ワタミなどの株式会社もありますし、聖隷などの医療法人や社会福祉法人等々、形態は様々です…。

実際、介護という意味では非常によい施設だと思います(ちょくちょく見学したりしています)。

豪華な施設だと、本当に海外のリゾートマンションに似た生活です。
神奈川県三浦市の油壺にある施設なんて、窓から海が見えて、普通にヨットが浮かんでいたりします。
庭にはフェニックスが植わっていて、南国チックです。

「すげーな。この人たち、いくら持ってんだろ」とビックリしますよ。

そう。共通するのは費用です。
前述の豪華施設では、入居時に5,000万円から1億円くらいは必要なんだそうです。

そんなにすごいところでなくても、普通の施設でも、入居一時金は400万円くらいは必要です。
そして、月々の費用(住居代+食事代)で15~20万円程度はかかります。

つまり、入居者本人の年金だけでは賄えない、ということです。

私の場合、自分の「終の棲家」は老人ホームを想定しています。
ですので、現在は賃貸マンション暮らしです。持家の予定はありません。

子どもは大きくなれば出ていくわけですし、夫婦二人に広い家は不要です。

子どもたちにとっても、自分たち親が死んだあとの相続とか処分なんて面倒もおきません。
子どもには財産を残すつもりがないので、争族とは無用でしょうね。

とにかく、住宅ローンがないので精神的にも気楽です。
そして、自分の親と、自分と妻が老人ホームに入居するのに必要なお金くらいはなんとか貯めているところです。

ただ、一番の問題は、自分が年をとるまでに、介護の業界が持つのか、ということです。
これからの数年間で、経営が悪化して倒産する有料老人ホームが増えるのではないか、という話があります。

当然、倒産してしまったら、入居している高齢者は行き場を失いかねません。
このような方々をどうサポートしていくのか。

医療保険(病院等)と介護保険(老人ホーム等)は、100%利用する制度です。
現状からよりよい方向にいってもらいたいものですが、同様に私たちも知識として持っておく必要があると思います。

かつて、某大学の社会学の専門家からこんな話を聞いたことがあります。
少し長いですが、示唆に富んでいると感銘した内容ですので、当時のメモをそのまま引用します。

出生率が低下する社会には共通の理由がある。
社会は「子ども」と「お年寄り」の両方を扶助することはできないのである。
つまり、お年寄りを扶助する必要があるために、将来お年寄りになる現役世代は、自分たちも将来、世の中に扶助してもらいたいために、出生率を下げるという社会的行動が生まれる。
ここでは、本質的に、子どもとお年寄りはライバル関係になっているので、ライバルを排除するわけである。
でも、このような社会が続くと、労働人口が減って社会はじり貧になるのは自明。
つまり、お年寄りを支える仕組みが出来上がれば、ほっておいても出生率は向上するのである。

どうでしょうか…。
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濱田 孝一

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観光立国と円安

相変わらず、新政権が迷走しています。
予算編成…。どうなるんでしょうね。

新聞読むたび不愉快になってしまいます。

さて、今朝のテレビでゲレンデが大変だ、という話題をみました。

そもそも論として、スキー・ボーダー人口の激減が挙げられます。

私なんかは
「バブルのころがひどかったんだよ。どいつもこいつもスキーだったんだから」
と思うものの、やはり最盛期の頃と比べると4分の1程度になってくると…。

何というか、お魚の漁獲高みたいです。
にしんがとれなくなった、といった感じ。
実際に、それを商売にしているひとたちにとっては死活問題なわけです。

そういえば、スキー関係のチラシもあまりみないし、テレビコマーシャルでも全然みかけないです。
かつては、広瀬とかグレイなどの曲が毎日流れていましたけど…(この人たち自体もみかけない)。

今の若い人にはあまりうけない、ということか…。

クルマもそうみたいですね。今の若い人は買わないようで…。
「買えない」のかもしれない。「ほしいものは別にある」のかもしれません。

大げさにいえば、いろんなところでシフトチェンジが起きているのかもしれないです。

ゲレンデとその周辺地域の経済に与える影響は大きいでしょう。
一方、白馬方面のゲレンデでは、中国・韓国・イタリアといった国々から滑りに来ているヒトが増えているようです。

中国・韓国の皆さんにとっては、かつての日本人がカナダにスキー旅行にいくようなリゾート感覚のようです。
実際に優雅で豪華な感じだと聞いています。

一方、イタリアやフランスなどのヨーロッパの皆さんは、質素なようですね。
安いペンションなどが人気のようです。

昨年までは、こんな感じで、日本人の利用減に多少あてることができていたようですが、今年は雪不足と円高にやられまくり、相当しんどいようです。

潜在マーケットという意味で考えると、
日本の地方にとって、お客様は日本国内に限定しないで、海外のヒトたちに目をむけていくことが大事になるかもしれないですね。

で、その場合に非常に重要になってくるのが「円安相場」でしょう。
今のレートだと、高すぎて厳しいですね。

通常、円安・円高は次のような流れで説明されることが多いでしょう。

日本の主要産業は輸出業なので円高になると業績が下がる
 →それを理由に株価も下がる
   →実際に収益が下がる
     →生活防衛という反応が生まれる
       →不景気になる

つまり、日本企業の業績と株価のことしかでてこないわけですが、
これからは、観光立国という視点を加えて、地方をより重視した施策を考える、
ということがあってもいいのではないか、なんて思いました。

地方のヒトが「古臭い」と思っていることは、日本の古き良き伝統、と考えることもできるわけです。

日本の漫画から日本に興味を持ち、実際に日本に来て日本文化の良さを体感していただく。
やってるヒトはすでに始めているビジネスですが、国益にもかなうし、地方経済にも寄与するでしょう。

そういうことを、どんどん進めてもらいたいのに…。

「子ども手当」に所得制限を設ける設けない云々を、今になって言いだすようなみっともない政治をいつまでもやっててもらっては困るわけです。ガソリン税も然り。普天間も然り。
アメリカを怒らせて、中国には媚びて…。

今の民主党の議論づくりは詐欺行為だと思います。確信犯にしか思えない。

小沢幹事長が「泥かぶり」を引き受けたのに、それに鳩山首相が「気付かない」と不快感を示した、とか…。
どっちもどっちじゃん。

早く参議院で負けてしまえ。でも、安易に自民党に勝ってもほしくない。

こんな国民は、選挙でどう対応すればよいのだろう…。ああ、わからない。
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地震がくるたび振り返る

伊豆の地震…。茨城の地震…。
結構大きかったですね。

年末のこの時期に比較的大きな揺れがくると、少々ビビったり、します。
冬に被災したら、寒くてしんどいのは間違いのないところですからね。

車で寝るとエコノミークラス症候群になったりしますし、体育館とか公民館だとプライバシーの観点で相当ストレスがたまるようですから。

ということで、今回は改めて防災対策を確認したいと思います。

私、学生時代に、バイクにテントをくくりつけて全国を走り回っていました。
ですので、基本的にはテント、トイレ、水さえ確保できれば快適に暮らせる術を知っています。

阪神淡路大震災、新潟中越地震…。
そんな経験のない方でも、たとえば「トイレがなくて、飲みモノもない真夏の観光地」を想像してみましょう。

考えただけで、行く気にはならないと思います。

「防災パック」は結構販売されていますが、あれには不要なもの、けっこう多いです。
食品など「いかにも非常食」って感じですけど、普段から「日持ちのするおいしい食品」を家なりかばんに入れとけばよいだけの話です。

定期的にお食事会として処分して、その都度補充していけばいいわけです。

我が家には羊羹やチョコレート、常温で食べられるカレー、等々がたくさんあります。

水も、おいしそうなやつを70リットルくらいペットボトルで置いています。
期限がきたら、ごはん炊き用に使ったりしています。

さて、実際に被災してしまったら、ですが…。

まずは仮の居住地です。そう。テントです。
最低でも4名サイズくらいないと快適に暮らせません。

次に簡易トイレですが、消臭機能…。実はあなどれないです。

たとえば女性の場合、災害時はテント内で用を足すことになると思います。
男女兼用トイレの飲食店で気まずい思いをしたことないですか?
要はそういうことです。

一生に一度おこるかどうかという災害を、常に意識して用意するのは、気持ちの面でも面倒です。
ですから、防災の備えとお遊びイベントを兼ねて楽しんでしまうのがいいですね。

たとえば夏に海や川でキャンプをしたりします。これだけで家族まるごとの防災訓練です。
今のご時世がら、イベントとしてもお安くできますし。

ちなみに、キャンプ場などは適当とはいえないと思います。
水道も、電気も、トイレも完備しているので訓練にならないからです。
最近のテント村って、お風呂とかもついているし、楽しいとは思いますが・・・。

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歴史小説031(東光)

「逆説の日本史」ではなくて「毒舌 日本史」です。

すでにお亡くなりになっている「今 東光」という、
偉いけど異色というか、型破りなお坊さんが書いた本をご紹介します。

この方、天台宗の大僧正で、中尊寺の管主、参院議員などもされておられました。

別の記事で書きましたが、私が10代のころ、週刊プレイボーイに「毒舌 身の上相談」とかいう連載がありまして、非常に「べらんめえ」口調な発言で楽しませてもらっていました。

「こんな私はいつになったら女性とつきあえるようになるのでしょうか」
なんていう相談に対して
「そんなことしるかよ。だいたい、お前みたいなやつが女性とつきあえるわけがないだろう」
といった回答をされていました。

一方、とてつもない教養の高さを垣間見せるフレーズも多々あるんです。
とてもインパクトがあって、今でも覚えています。
もう…、本当に昔の話なんですが、読み返してみると、今でも新鮮な感じです。

ええと、今回ご紹介本の内容に入りましょう…。

基本的にはインタビュー形式というか、対話しながら日本の歴史を俯瞰していく感じです。
お話は古事記からスタートし、幕末へと話は進んでいきます。

道鏡が悪者の扱いになっていないところとか、
中尊寺管主だけあって、奥州藤原氏とその文化に詳しかったり、
内容自体にも惹かれるところがたくさんあります。

どうしても学者さんですと「部分的な時代だけに詳しい」ということになったり、しがちです。
医師もそうですから、仕方ない部分もあるのでしょうけど…。

そして、文系学部の学者さんは、宗教にあまり詳しくは、ない。
古文書は読めるけど、仏教も神道も「宗教」という意味で弱かったり…。

ということもありまして、
改めて思うのですが、歴史に詳しいお坊さんのお話って「へぇ~」と思うところが多いです。

宮司さんなどもそうですね。
浦島太郎伝説とか、神社伝もいろいろありますからねえ。

おもしろく、楽しく、タメになります。

ホント、異色ではありますが、おすすめです。きっぷの良さが気持ちいいですよ。

毒舌日本史 (文春文庫)毒舌日本史 (文春文庫)
(1996/08)
今 東光

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THEME:歴史・時代小説 | GENRE:本・雑誌 |

賞与で考える

12月は、多くの会社で賞与が支給されます。
今年は前年度比2ケタのマイナスという企業が多く見受けられるようです。

原資が厳しくなりますと、その分、評価をされる側・する側ともにシビアになります。
一番シビアな眼をもっているのは、もちろん経営者、ですね。

経営者にとって、原資は「血」そのものといってもよいでしょうから。
実際に「病院で輸血するように、銀行もお金貸してくんないかなあ」という方がいました。

「評価標準」でも月数が減って絶対額が下がるのであればなおさらですし、成果主義の浸透による「格差」も大きくなってきましたからね。

そんなこんなで今回は「評価エラー」にまつわる話題です。

ハロー効果とか、有名な言葉はいろいろありますが、バッサリと割愛して、「寛大化傾向」「中央集中化傾向」をとりあげてみたいと思います。

評定の評語を、まあ一般的な感じにS・A・B・C・Dと定義してみましょうか。

まず、寛大化傾向とは…。
「みんな頑張ったんだ。だから、評価はB+かAだ」という方は基本的には甘い上司。

次に、中央集中化傾向とは…。
「みんな頑張ったんだ。だから、平等でみんなBだ」という方。

これ、結果として評価をしていない、部下の実績を見ていない、ということです。

ちなみに、指導力のない管理者という考え方もあります。
それは、自分自身の能力や実績をものすごく高い位置に置いていて、
それとの比較で、部下を認めてあげることができないヒト、です。

人事評価とは、社員の「一定期間に成し遂げた労働の価値」を図るというものですね。
そして、賞与とは、文字どおり会社から受け取るメッセージです。

実際に「評価が甘い上司」は、優しいわけではなくて、部下に期待していないか、自部門に対する評価が低いタイプに多いように思います。

成果主義への反動から「差をつける」ことに嫌悪感を抱く方、多いかもしれません。
私も、「差をつけること」を目的にした人事制度には疑問を感じるところがいろいろあります。

成果主義の弊害をあえて端的にいうと「敗者復活戦がない」ということです。
ヒトの異動があまりない組織で、2:6:2という相対評価をかけた場合、B・C・Dの評価がつく方は決まっている、ということが多いです。

実際に部下がいて、相対評価を経験した方にはご理解いただける部分ではないかと思います。
組織の長として、Dの部下を育ててC水準に引き上げるよりも、BをAにもっていくほうが自身の評価になりやすいし、簡単です。

「組織を持続的に成長させていく」ことを目的にした場合、リーダーとフォロワーに結果として固定化されてしまいがちな運用ではマズイ、と感じるゆえんでもあります。

もちろん、賞与を決定する「業績評価」と、昇給・昇格を決定する「能力評価」は手法が異なります。
でも、現実問題、賞与で「D」がついた部下の能力評価を「B」にはできないでしょ。

能力評価をほとんどCにして、業績評価を大きな相対評価に並べて格差をつける、なんていう話を聞いたこともありますが、そこまでいくと、評価は原資配分のためだけのものになってしまいます。

「差をつけた評価をつけて終わる」マネジメントでは解決できないでしょう。

原資配分は結果論であって、社員の能力向上を目的とした評価制度を…
なんて言うのはキレイごとでしょうか…。
THEME:社会保険労務士 | GENRE:ビジネス |

キャバ嬢と労組

最近の若い女性の「なりたい職業」の上位に位置する「キャバクラ嬢」…。

「嬢王」という漫画もありますが、華やかなイメージが良いのでしょうか…。
基本的に楽な仕事というものはそうそうないものですが、一見かっこよさそうに見える職業ほど、「きっつい」のになあ、なんておもってしまいます。

そのキャバクラ嬢の労働組合が、来年早々にも結成されるようです。
その名も「キャバクラユニオン」。仮称とはいえ、インパクトが…すごい名前です。

連合とか、労働組合貴族のような、高学歴おじさん達は理解できるのでしょうか?
別の意味で興味があります。

今回の話、東京のキャバクラに勤務していた女性が中心となり待遇改善を求めて結成するということです。
この「キャバクラユニオン」は、まずは東京の個人加盟労組である「フリーター全般労組」の分会としてスタートするそうです。

そのフリーター労組によると、
「指定した日に客を呼べなければ罰金○万円」とか
「15分遅刻したら罰金1000円」など、労働基準法(制裁規定の制限)に違反する例が多い、と。
店を辞めようとしたキャバクラ嬢が「罰金未払い」として、数十万円の請求をうけた例もあるようです。

いわゆる水商売系では、そもそも労基法とか何とか言う感覚はあんまりない世界だと思います。

私自身、今でいうクラブで2年ほどアルバイトしていたことがあります。
大昔の学生時代の話で非常に恐縮ですが、なんでもあり的な世界だったですね。

そもそも事情のない方はあまりいない、ということもあります。
例えば、タイムカードを3つ持っているホステスさんがいたりします。
(所得税とか社会保険を払わないですませるため、とか)

お勉強の世界が面倒になって流れてくる子も多く、そういう子って、労働者云々とか権利とかいう話は「うざい」んです。自分たちを労働者として考えているヒトってあまりいなかったと思うんですよね。
実際、業務委託契約が多いし。
雇用して給与ではなくて、個人事業主として水揚げに応じた報酬支払でしたかね。

彼女たちの感覚にしてみると、従業員だと店にほとんど持っていかれるわけですから、そちらを選択するほうがバカバカしいわけです。

実際に入店して3か月くらいで「お客さんにシルビア買ってもらった」と見せに来た子もいました。
(「子」といっても、2つくらいしか違わなかったんですけど)

平成2年くらいだったかなあ…。あの子たち、今はどうしているんだろう。

新宿の労基署はイヤでしょうね。正直に言って。
歌舞伎町を所轄にもっているのだもの。

適用事業所の未加入数が増えるということでしょうし、年金の未加入も増えるのでしょう…。
社労士とか行政書士の側にしてみると、ビジネスチャンスになる、のかもしれません。

実際にキャバクラユニオンに賛同する方がどれくらいいるのか、なんとも言えないですね。
どちらにしても、キャバクラ嬢の「労働者性」について、どんな判断がでるのか、興味深いところです。

労働組合法では「労働者」を広くとらえていますね。
簡単に言ってしまうと「経営者ではないヒトは失業者を含めて労働者」というわけです。

労働基準法とは意味合いが少し異なるというか、一致しません。
労働基準法では「失業者」が入りません。「賃金を受けている者」ですから。

つまり、労働者性を見るということは、次の2つの基準がベースになります。
①使用者の指揮命令下に労働を提供している
②賃金の労働に対する対償性

最後に、労災って、お酒を飲んでいたら不支給になります。営業が接待していても、です。
本人も会社も業務の一環としてやっていてもダメなんですね。

キャバクラ嬢とかホストさんが労働者であるとした場合に、
お客さんにお金を使っていただくための行動「いただきます」で倒れたら、労災適用になるか?
健康保険では「仕事中の事故なんだから健康保険は使えません」になるのか?

行政のひとたちは、こういう話をイヤがりますけど、どうなるんでしょうね。

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歴史小説030(北畠顕家)

太平記そのものは難しくて読めませんが、翻訳本などを読むと…。

前半は史実にのっとって進みますが、後半はお化け物語になっていきます。
後醍醐天皇の亡霊が口から火を吹いたり、とにかく南朝の怨霊たちが大活躍。

「逆説の日本史」で有名な井沢氏はこのことを「鎮魂」という概念で説明しています。
「後醍醐天皇や楠木正成などの恨みを、物語のなかで晴らしてあげましょう」と。

南朝が正当な血統であるという証明なのか、
なぜか足利尊氏の人気って、イマイチのように感じます。
源頼朝に続いて「幕府」を創設したのに…。

北朝を作ってしまったからなのでしょうか。
天皇制は、相当日本人のなかに深く根付いているのかもしれません。

ということで、前置きが長くなりましたが、
武力でボコボコにされた南朝にあって、公家なのに武士らしく、
そして尊氏を、一時的とはいえ京の都から追い出してしまった男。

作者の風でいえば、男ではなく漢なのかもしれません。
それが今回の主人公です。

建武の新政がはじまりました。
後醍醐天皇は、まだ十六歳という若者を陸奥守に任じました。北畠顕家です。

奥州に下向し、政治機構を整えていきます。
このあたり、とても十代の青年とは思えない人物像です。

で、東海道を一気に進撃して尊氏を敗走させるわけです。

でも、やはりトータルパワーが違います。
すぐに勢力を回復する足利方。

「尊氏追討」をとなえる後醍醐帝の命で尊氏追討に立ち上がるものの…。

公家衆って、「何もしない上級管理職」のようなものかもしれません。
「権力」は持っていたりします。
「主上」との接点もあります。
「武力」はありませんが、持っているものを巧みに操ります。

まあ、南朝を支えつつ滅んでいった若き貴公子の物語。ハードボイルド小説です。


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北方 謙三

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歴史小説029(光秀)

明智光秀です。

前半生がよくわからないのですが、わからないままになっていることが多いです。
読者もあまり興味を持たなかったりしますので、あまり触れられもしません。

せいぜい「土岐氏の流れを組む一族出身」で「流浪のはてに越前朝倉で食客」していたくらい。
で、義昭と信長をつなげる人物として、登場してくるわけですね。

まあ、信長についても長男じゃないのに家督を継いでいることなどは案外知られていないわけだし、秀吉だって、太閤記というおとぎ話の影響でグズグズだし、家康にしたって、途中で家臣の系図を取り上げて源氏を名乗り始めたわけだし…、まあ、仕方ないのかもしれませんね。

今風にいうと、
義昭と信長をつなげた後、織田家に中途入社した幹部社員の光秀。
東大法学部卒の秀才です。

この中途社員に、中卒ながら簿記1級を持っている経理課長の秀吉がライバル視しています。

でも、光秀さん。さすがに秀吉課長の一歩前をいきます。
あっという間に、専務の柴田さんや、常務の丹羽さんといった宿老を、実力では追い抜いてしまいました。

地位こそ、執行役員部長ですが、実力ではナンバー1です。
この時点で、秀吉はようやく副部長クラスといった感じです。

さて、時代を飛ばして「本能寺の変」です。
明智光秀にしても、織田信長にしても人生のクライマックスです。

通常、光秀に関する記述は、この変以降は少ししかありません。
明智光秀は、3日天下です。サクッと秀吉にやられたわけです。

信長暗殺に成功した「本能寺の変」が彼の最高潮で、一気に滅んでいった。
「逆臣の末路はこんなにみじめなものだ」と言わんばかりに「土民の竹槍につかれて死んだ」
というもの。
だいたい、ここで光秀のストーリーは終わるわけです。

信長の残虐性を示す人物として、
秀吉の政権乗っ取りを正当化するための人物として、
さらに、秀吉が死んだあとに天下を手中におさめた徳川家を正当化するために…。

信長に消えてもらいたかった朝廷や公家たちの画策に乗ったら、ハシゴを外された、とか。

愛宕山の連歌の会が有名ですが、これだって、誰が伝えたのか?が問題です。
普通は知られるはずがないもの。

だって、知ってたのに黙っていたのか?と共犯者にされかねないでしょ。
とすると、
天下様の秀吉の覚えめでたくするために誰かが作った物話か、
光秀に謀反をそそのかした人間が混ざっていて(つまりスパイ)、そいつがバラしたのか…。

「ときは今 あめが下しる 五月かな」と光秀の発句。有名ですよね。

このときの返歌
「花落つる 流れの末を せきとめて」もいろんな解釈が可能です。
ナイスタイミングが売りの紹巴の歌ですから、特に怪しいものです。

要するに、光秀のイメージって、
時の権力者の都合によって作られていったのではないかな、と勝手に考えています。

…。実際にこの人物、本当によくわからない。

私には、謎といわれる前半生よりも、
通説にはない「本能寺の変」以降の光秀に興味がつきないんですね。

京都の妙心寺に「明智風呂」なるものがあります。
春日局は明智一族です。
日光に「明智平」があります。
比叡山に、秀吉が天下を取った後の時代にうたれた光秀名の石碑があるそうです。

そして、なぜか、天下を掌握したころの家康の側に、いつのまにか座っています。
…天海ですね。

この天海、極めて長寿、ということになっています。
何しろ118歳で死んだということになっています(さすがに無理あんだろ~)。

いわゆる通説に基づき展開していく小説とは趣旨が相当異なります。
なんですが、私は、この説、結構好きだなあ。

義経を殺したくない民の気持ちが伝説を生んだように、光秀もそうなのかなぁ…。
でも義経は判官贔屓でわかるけど、光秀は何なんだろ。

いろんな本を読めば読むほど、
信長と光秀の「一瞬の脇の甘さ」に不自然さを感じてならない。

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国家のサイズ

8日の報道より。

国の2009年度税収は当初見積額に比べ約9.2兆円落ち込み、36.9兆円にとどまることが明らかになりました。
これに伴い、国債発行額は過去最大の53.5兆円に膨らむ見通しとされています。

税収の40兆円割れは1985年度に38.1兆円を記録して以来とのこと。
しかも、「国債発行額が税収を上回る」のは終戦直後の1946年度以来63年ぶり、だそうです。

終戦直後、ねえ。
たしかに財務相が「わが国の財政は極めて深刻な状況にある」と言うほどの状況です。

で、10年度税収も40兆円割れが確実だそうで、
国は、同年度予算で国債発行額を44兆円以下に抑える方針を示した模様です。

つまり、たった2年間で国債を100兆円も発行するという意味ですね。

発行済国債などの借金総額が今年度末で900兆円になっていると仮定すると、
単純計算で、2年半後には1,000兆円という借金大国になります。

もちろん、複利効果が効いてしまって、実際の支払ベースではもっと積み上がっていくはずです。
大きな額を試算運用するメリットの真逆をいくことになるわけです。

ちなみに、総合商社で皆さんよくご存じの「三菱商事」「三井物産」ですが、
三菱商事は22兆4千億円、三井物産は15兆4千億円の売上(H20度)があります。

日本という国の税収は、この2社の売上高を足した額とほぼ同じということです。

経済情勢は今にはじまった話ではありませんから、
税収不足自体は、政権交代するしないにかかわらず生じたものだろう、と思います。

でも、理念が置き去りにされていくなかでどこに向かうんだろうという現政権ゆえの不安があります。

そもそも論ですが、今の日本の国家予算は「身のたけ」にあっていないのでは?

たとえ話をしてみます。

額面で37万円の給与をとっている会社員がいたとします。
その会社員、給与では足りずに57万円の借金をしています。そんな暮らしをしているとします。

あなたは、その会社員をみて「大変だなあ」でしょうか?「アホちゃうか」でしょうか?

このデフレのご時世ですから、給料は上がらず、ボーナスも期待できない。
つまり、返すあてがないのに借りて暮らしている…。
家のローンが900万円残っていて、その支払いも借金した57万円から出している…。

たとえ話はここまで、にしますが、
金利があがると国債残高の複利効果が思いっきり効いてヤバくなります。
かといって、デフレだとじり貧になっていく。

1年前に当時の麻生首相が言っていた「中負担・中福祉」も、
このままでは「高負担、低福祉」にならざるを得なくなりそうです…。

国家のサイズを再考すべき、なのかもしれません。
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歴史小説028(蝦夷)

今の京都に「京のみやこ」が成立した八世紀。

東北には、大和朝廷に服従しない「まつろわぬ民」がおりました。
蝦夷と呼ばれました。

土地に縛られるのではなく、森と大地の恵みを、大自然と共生しながら自由に暮らしていたわけです。

そこに「おれたちに従え」と大和朝廷が侵略してきました。
そして「税金を払え」と。

「稲作して年貢納めたほうが楽だし、まっいいか」という人もでてくるなかで、
蝦夷の誇りを胸に、大和に戦いを挑む勇者が現れます。

ひとりはアザマロ(荒蝦夷の主人公)。
もうひとりはアテルイ(まほろばの疾風の主人公)。

この作者は、アザマロをアテルイの父親という設定にしています。
そして、モレは女性(巫女)になっています。

この時代の東北地方を題材とした小説としては「火怨」「炎立つ」の高橋克彦氏が有名だと思います。実際、私も大好きな本です。

これらを読んだあとに今回ご紹介の2冊を読むと、多少の違和感があるかと思います。
設定条件がけっこう違いますからね。
しかも相当感情移入して読まれるでしょうから、なおさらです。

橋克彦氏の著書ではモレは男ですし、アザマロはアテルイの父ではないし、何より物部氏の存在が非常に大きいですよね。津軽の取り扱いも微妙だし。

でも、高橋克彦氏の本が「史実」ということでもないわけですし、こちらはこちらの良さがあります。
古代東北を扱っている歴史小説自体、少ないですから貴重です。

京と奈良の都で仏教文化が花開いたころ、仏像に塗られていた黄金は東北から搾取されたものでした。
そんなこと、授業で教わったヒトはいないと思います。
もちろん、京都や奈良のお坊さんたちがそんな話をするはずもありませんね。
清水寺のゆかりもそうですね。

仏教が盛んになったが故に東北の金が必要になり、この時代から侵略が厳しくなっていった。
しかも、蝦夷は「ヒトではない生き物」という扱いです。

この怨念が、のちの「前九年・後三年の役」につながっていく長い歴史背景があるわけですが、「役」という文字の意味が「外国との戦争」であるということ、知っていましたか?

元寇のときもそう。秀吉の朝鮮出兵のときもそう。「~の役」といいます。

当時の感覚としては、東北は外国で、まさに「外国への侵略」に他ならなかったわけです。
(中華思想の島国版?)

ちなみに、さらに時代を下り奥州藤原氏の滅亡以降、
中尊寺にあった「一切経」の多くが有名寺院に現存するそうです。

一切経の正式名称は長くて難しいので省略しますが、奥州藤原氏の時代に5300巻あったそうです。
それが、現在、中尊寺に現存しているのはわずか15巻にすぎません。
その多くは高野山金剛峯寺が持っているとのこと。

かつて、今東光氏(故人:週刊プレイボーイの連載で有名だった中尊寺の元管主)は
「豊臣秀吉を使って中尊寺からパクりやがって。返せよ高野山」
と著書でおっしゃっておられましたが、同感ですね。

実は私、この一切経の実物を博物館で見たことがあります。

金銀を混ぜた文字です。
一文字一文字に、おそろしく手間をかけていて、何とも素晴らしいものでした。
東北地方の豊かさ、文化水準の高さを物語る貴重な財産だと感じましたね。

荒蝦夷 (集英社文庫 く 19-6)荒蝦夷 (集英社文庫 く 19-6)
(2007/12/14)
熊谷 達也

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まほろばの疾風(かぜ) (集英社文庫)まほろばの疾風(かぜ) (集英社文庫)
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熊谷 達也

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THEME:歴史・時代小説 | GENRE:本・雑誌 |

ヒトの財布に手を入れる

やっぱりねえ…。
厚生労働省と財務省の狙いはわかりやすい。

全国健康保険協会(協会けんぽ)が負担すべき後期高齢者支援金のうち、2500億円を健康保険組合と共済組合に肩代わりさせることで、国の負担を減らすことを正式に公表しました。

まあ、そんな感じはしていましたけど。

平成22年度からの実施を目指すそうです。
ということは、ひと月ちょっとで決定してしまうつもり、なんですね。

「でも、2500億円はさすがに多いよね」ということで、
厚労省は健保・共済組合の肩代わり額を圧縮するため、協会への国庫補助増額を1000億円程度、財務省に求める方針なんだそうです。

「本当は2500億円負担させるんだけど、そのままじゃあ可哀そうだから1000億円は国で何とかしてあげるよ」って、馬鹿じゃないか!

カツアゲした不良が「全部とっちまったら家に帰れないよな。バス代くらいは返してやるよ」という理屈と何が違うのだろう。

平成20年にも、同じ話がありました。このときは1000億円でしたね。
当時、民主党は「筋のとおらない話だ。国はバカじゃないか。こんなもの賛成できるか」といい、政局含みもあってあっさり廃案になりました。

(細かい仕組みが知りたいかたは、ネットで検索してください)

本当に腹だたしい。
国が運営している組織がダメになったからって、健保組合とか共済組合にツケをもってくる理由がわからない。

「健保組合の母体は大企業なんだから」「そこの被保険者は年収高いんだから」という、何ともいやらしく他力本願はなはだしいところに、鳥肌がたつ。

このことを非常に簡単にいうと…。

比較的大きな会社にお勤めの会社員さん達は、全員、健康保険料が引き上げられるんです。
結果としてそうなります。

つまり「増税」みたいなものです。可処分所得が減るのですから…。
さらに、配偶者控除やら何々控除やらは、子供手当のカゲに隠してどんどん廃止していくわけです。

「ガソリン税廃止」を廃止すれば2兆円でしたっけ?

寝言言ってないで、このお金を原資にするほうが、よほどセンスがあると思います。

でも「お年寄りの医療費をささえているのはドライバーの皆さんです」っつーのも何だなあ。
あの業界も、本当にカツカツ・過酷だし…。

あぁ~!仕組みを知れば知るほど腹がたってしようがない。
「ヒトの財布に手を入れるな」です!

国民皆保険制度は、本当に大事にすべき仕組みです。
なくなってから気づいても遅い。老老介護の痛ましいニュースもそうです。

文字どおり「自分ごと」なのに…。

こんな政治じゃあ、民主党じゃあ、4年も待ってたら大変なことになるぞ。

何やっているんだ、自民党!
政権取り返せなくてもいいけどさあ。すぐ取り返してもどうせロクなことしないし。

でも、欠席していないで、きちんと反論してよ。
と、今日は、毒づきたい気分になりました。

政治も経営も「不安を取り除くこと」が最低限のノルマだと思うのですが、如何でしょうか?
THEME:社会保険労務士 | GENRE:ビジネス |

モチベーション

モチベーション…。

「ヒトはなぜ働くのか」や「なぜ子どもは勉強しなければならないのか」といった議論には欠かせないですね。

このモチベーションについて、学問的には以下が有名です。

・マズローの欲求5段階説。
・ハーズバーグの二要因説。
・マクレランドの達成同期説。

社労士試験の「労務管理の一般常識」あたりにでてくると思いますが、人事労務や経営管理の世界でも基本は知識としてもっていないと。もちろん、労働組合の執行部にも必須な知識です。

何しろ、モチベーション理論というのは、使い方でどうともとれる要素があるわけです。

たとえばマズロー。

人間の欲求を5段階にわけて、
動物的・本能的な欲求から高次の人間らしい欲求「自己実現」になっていくとしています。

ですが、会社員がみんな「仕事に自己実現を求めている」わけではない…。
「昇進」がアメになりにくい時代とも言われています。
かつてはいざ知らず、「週末起業」とか「頑張りすぎるとウツになる」なんて言われているご時世。

ハーズバーグも然り。

ないと不満を感じるが、あっても必ずしも満足せず、どこまでもほしがる要素に「衛生要因」と名付けました。
給与や作業条件などが代表的なものになると思います。

一方、仕事で「評価」されたり、「責任」「昇進」「自身の成長」といった、仕事そのものに強く紐づけられている内発的な高次の欲求を「動機づけ要因」としています。

理論としては非常に良くできているんですが、
「賃金は衛生要因なんだよ。動機づけ要因であるメンタルな要素こそ大事なんだ」
という理屈で給与アップ抑制に使われるところをたくさん見てきましたからねぇ。

実務的にも明確に分けて議論することなんてできないし。
給与がほしいから昇進したいヒトもいるんだし、給与より肩書にこだわるヒトも、いますし。

「社員の意欲を引き出す」とか「能力を引き出す」とか「人材を育成する」とか…。

こんな言葉を並べた本とか、たくさんありますよね。
でも、こういう表現ってなんとなく、著者の「上から目線」を感じてしまいます。

「○○会社では人事制度を○○に変えます。社員のやる気を引き出すのが狙いです」という記事も然り。

でも、多くの会社員やってる人たちは、たぶん、もう解ってるはずなんですね。
このような制度の恩恵を受けるひとは、もう決まっていて、それは自分たちではない、と。

成果主義を報酬支払の定規として使っているところでは、プラスの評価なり恩恵を受けるのは、社員の2割にすぎないはず。多くても3割程度でしょう。

その会社にいれば、自分がその3割に入っているかどうかくらい見当がつきます。
半年後とか、1年後の評価面接なんてやらなくても、わかっていると思います。

でも、上位3割が幸せかというと、必ずしもなわけです。
「カネとポジションやるから働けよ」という感じとともに「担当業務はやりたいことではなくて会社が決める」「それが嫌なら辞めちまえ」といった乱暴なメッセージとして受け止めることも結構あるようです。

「やる気をださせる仕組み」の議論は非常に多いのに「やる気をなくさせる要素を排除する」という議論は、実は極めて少ないものです。

経営陣なり、管理職への批判につながりかねないから、なのかもしれません。

おもしろいなあ、と私が思うのは、
「やる気になる」のはヒトによって違います。
男性と女性では、明らかに違うと感じます。「たのしい」と思うポイントが違うからでしょうね。
でも「やる気をそがれる」ことについては、意外と共通していたりするものです。

「やる気を高める人事制度」ではなくて「社員の邪魔をしない人事制度・経営改革」なんて、どうでしょ?
ただし、成果主義としてはこっちのほうが厳しくなると思います。
誰かの、何かのせいにできないし、ごまかせないですからね。
THEME:社会保険労務士 | GENRE:ビジネス |

歴史小説027(三浦一族)

永井路子氏の短編集「執念の家譜(かふ)」です。

7つの短編で構成されていますが、私は表題の「執念の家譜(かふ)」にひかれました。
実はこの本、結構古くて、古本屋でみつけたんですね。

短編集ですので、
例えば司馬遼太郎氏の「史実を詳細に書き込む」タイプが好きな方にはイマイチかもしれません。

さて、鎌倉に武家政権が発足して以来、御家人のなかで常にトップクラスの実力を持って君臨していた三浦一族。
頼朝存命中では、北条氏をはるかに凌駕していました。
三浦半島が根拠地なのですから、地の利も十分です。
北条氏は伊豆韮山ですから当然ですね。

でも、頼朝の死去以降、実権を握ったのは北条氏。
この北条氏にたいして、40年以上にわたって「とってかわろう」と執念を燃やした一族。

でも、強大な力を持っているにもかかわらず、北条氏にいいように扱われつづけます。

梶原、比企、和田と有力御家人が滅びるなかで、北条の側に立つ三浦一族…。
頼家の幽閉・暗殺は黙認し、実朝暗殺に至っては黒幕をきどるも、義時暗殺に失敗して身をかわす。

そして…数代を経て、いつのまにか、北条氏にはもはや太刀打ちできなくなっていた一族。

ここに、ヒト(当主)ではなくて、一族としての「器」の違いを感じます。
しかも、この時期、北条のメイン人物たちにおバカさんが出ないんですよね。
これって結構すごい話だと思います。

この時代、裏切りは多かったと思うのですが、それでも三浦一族にはダーティーなイメージが強いため、あまり人気はないように思います。

でも、よくも悪くもこれが「鎌倉武士」と感じさせる一族でもあろうかと思います。
「一族の安泰と実利」という価値観でしょうか。
つまり、鎌倉時代を知るには欠かせない一族。

他の短編ですが、
曽我兄弟の仇討が北条一族へのクーデターであったという「裾野」や、松永久秀を扱った「信貴山落日」、長谷川等伯を描いた「群猿図」。

「裏切りしは誰ぞ」では小早川秀秋です。
小早川家に養子となったときに「裏切られた」とつぶやかせています。
そして、「関ヶ原別記」「刺客」と続きます。

私、基本的には長編モノが好きなのですが、
短編モノには「要点ズバリで表現が簡潔」なところに良さを感じ、これはこれで結構読んでいたりします。

執念の家譜 (講談社文庫)執念の家譜 (講談社文庫)
(1985/11)
永井 路子

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THEME:歴史・時代小説 | GENRE:本・雑誌 |

歴史小説026(真田父子)

真田一族は、とても有名で人気が高いですね。

真田太平記など、じっくり腰を据えた「読み応え」のあるものもおもしろいですが、少々長編すぎるかな、と。

で、この二冊です。

物話は「川中島の戦い」から始まります。

時代は武田家の最盛期。
ここから武田家が滅亡していく様が描かれていきます。
この流れのなかで、真田家の立場というかポジショニングというか…。
それが浮かび上がってきます。

徐々に、しかし確実に力を付けていく家康。
対象的に、氏康が死んでから以降「井のなかの蛙」になっていく北条家…。

同等だった織田と武田が…時を経て圧倒的な軍事力の差をみせつける場面では、
変な話ですけど
「課長までは同じ出世だった同期が、社長になった頃、自分は課長どまりで定年」
といったサラリーマン社会を想像してしまいます。

さて、さらに秀吉が登場してきます…。

なんというか、多くのヒトが普通に知っている大大名たち。
特に徳川家と北条家といったメジャーを向こうにまわし、手玉にとっていくわけです。

さすがにウサギはライオンを食べることはできません。
でも、このウサギ、ライオンに食べられないんですね。
しかも、ウサギと思って油断していたら引っ掻かれるわけです。

真田昌幸とは、まあ、こんな感じでしょうか…。

一方、幸村は、ヒョウみたいな感じでしょうか。しかも黒ヒョウ。
この次男は長男の信之よりずっと人気ものです。

ここにも「滅び」の美学を感じますね。

信州上田で生き残っていった兄貴もさすがだったと思うんですけど、どうしても幸村と対照的な人間像で語られてしまうこともあって、凡庸なイメージが抜けないです。ある意味割を食っている感じです。

武田信玄から大阪夏の陣で終わる時代を、真田父子の目線で一気読み、です。

やっぱり、真田父子はかっこいいですね。

真田昌幸 (PHP文庫)真田昌幸 (PHP文庫)
(2008/11/04)
二階堂 玲太

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THEME:歴史・時代小説 | GENRE:本・雑誌 |

サンタのプレゼント

もうすぐクリスマスですね。

今年も我が家にはサンタさんが来てレゴをプレゼントしてくれる…。

ということになっています。

長男が、カレンダーの下に欲しいものを書いた画用紙を貼っています。
「サンタさんにちゃんとわかるように」だそうです。

今年は「しにがみ大王の城」だとか、何度も書き直していました。
欲しいものが毎日変わっていたみたいですが、ようやく「黄金騎士の塔」というものに落ち着いた模様。

早速アマゾンで購入し、押入に収納。当日の夜を待っているところです。

さて、実は私「サンタさんはいないんだよ」という家で育ったため、
自分の子供にどう接してよいのか、イマイチわからないんです。

私の実家、父親が船乗りでマグロ船に乗っていました。
(ですので神奈川県三浦市で育ちました)

そして、帰港の都度、欲しいモノをひとつ買ってもらえるんです。
これが、だいたい1年に1回という感じです。

おもちゃを買ってもらえる時はクリスマスではないんです。
だから、季節感はゼロ。

そういう家だったんです。

ちなみに、グァヴァのジュースとか、ナッツのチョコとか、ハワイみやげの類が段ボールで山積みでした。
こういうものは、どの家にも普通にあるものだと思っていましたね。

我が家の長男も、すでに小学校2年生。
普通に考えると、サンタさんのこと、すでに知っているんじゃないかと思うのですが、
カミさんに「子供の夢を壊した鬼」呼ばわりされたくないので…。

このレゴシリーズ。最初は設計図どおりに作っていきます。
3回くらいは、そうして遊んでいます。

が、数日たつと、全く違うモノになっています。
こどもの創造力って、やっぱりスゴイ!

今回はどんな反応を見せるんだろう。
親にとっても楽しみだったりします。

レゴ キャッスル 黄金騎士の塔 7079レゴ キャッスル 黄金騎士の塔 7079
(2009/08/26)
レゴ

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THEME:育児日記 | GENRE:育児 |

歴史小説025(四賢侯)

幕末で、世の中がグラグラになりはじめたころ、四賢侯(しけんこう)と呼ばれた殿さまがおりました。

福井藩主の松平慶永(春嶽)
宇和島藩主の伊達宗城
土佐藩主の山内豊信(容堂)
薩摩藩主の島津斉彬

この本は、そういったお殿さまをそれぞれ主人公にした短編集で構成されています。
上の四賢侯と一致はしませんが、まあ、いろんな場面で皆さんでてきます。

 ・「酔って候」:土佐藩 山内容堂
 ・「きつね馬」:薩摩藩 島津久光
 ・「伊達の黒船」:伊予宇和島藩 伊達宗城
 ・「肥前の妖怪」:肥前藩 鍋島閑臾

薩摩藩については、島津斉彬ではなく久光なのが残念ですが…。

みんな、それぞれ強い個性があっておもしろいです。
統幕の中心のひとつであった長州藩は、殿さまが「よきに計らえ(そーせい)」というお方なので、ストーリーにならないのかもしれないですね。

幕末の有名な志士たちが活躍している時代、藩主や家老たちは何をやってたんだか、よくわからないわけです。
上がダメだから下がのし上がってきたのか、下がのし上がって上を排除してしまったのか…。

ちなみに、題名の「酔って候」とは、山内容堂が飲んだくれだったからです。
飲みすぎで、高血圧と歯周病に悩まされていたようです。

土佐の地酒に「酔鯨」という銘柄があります。
(「景虎」「南部美人」「〆張鶴」「黒龍」と並んで好きな純米酒)

この「酔鯨」は山内容堂に由来したネーミングだと思いますが、一度お試しください。

酔って候<新装版> (文春文庫)酔って候<新装版> (文春文庫)
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THEME:歴史・時代小説 | GENRE:本・雑誌 |

障害者週間

12月3日から9日は「障害者週間」です。

ご存知だったでしょうか?というか、知らないのが普通だと思います。

主催は内閣府という行政機関です。

「「障害者週間」の期間中、障害や障害のある人に関する国民の関心と理解を深めるとともに、障害のある人の社会参加への意欲を高めるため、様々な行事を実施します」

とされています。
そして、東京を中心に各地方自治体では様々な活動・行事を実施するのだそうです。

行政が主体で実施される様々な「○○週間」ですが、費用対効果という意味でも、どうなのでしょうか?

「全国安全週間」「全国労働週間」「男女雇用均等週間(月間?)」をはじめ「禁煙DAY」だの、そもそも国民のどれだけが知っているんだ?形式美にすぎないのでは?と疑問を感じるものが多いです。

もう何十年もやってきているのに、知られていないということは、無駄金ではないのだろうか?

年末の交通安全週間は、検問が実施されたり、昨今の飲酒運転撲滅キャンペーンが効を奏していると思いますし、赤い羽根募金運動なども、認知されています。

これらは、ふつうのヒトが、ふつうの暮らしで、ふつうにみかける光景だから、なのではないでしょうか?
(どちらもノルマがあると噂されますね。やはり、ノルマは達成力としては欠かせないのかな)

一方、何とか週間のみなさん、そして、12/3からの障害者週間にしても同じようなものですが。

ふつうのヒトは参加しない、ふつうの暮らしにかかわらない、ふつうには見かけない…。
関係者だけが関わって、一定の成果を挙げたと総括する。
そして、事業として毎年同じような企画と予算が行政活動として継続していく…。

そんなんでは、ただでさえ少ない福祉にあてる費用。なんとも勿体なく感じてしまいます。

誤解してほしくないのは、関係者の努力が無駄だといっているわけでは、決してないんです。
そうではないんですね…。ボランティアの方々って本当に素晴らしい人達ですから。

でも、行政の広告宣伝って、やっぱり素人集団だと思います。
内閣府も、申し訳ないけど、センスが良いとは言えないです。

そもそも目的と達成度合いをどうやって図っているのだろう。

まず、「障害や障害のある人に関する国民の関心と理解を深めるとともに」という箇所について。

先に書いたとおり、知らないのだから、そもそも関心はおきない。理解するもなにも知らないんだよ。で×。

次に、「障害のある人の社会参加への意欲を高めるため」という箇所について。

誰かが「高めよう」なんて思わなくても、意欲はあるんだと思いますよ。
必要なのは、意欲を高めるのではなく、高い意欲を発揮できる場・お仕事なんだと思います。

障害者が作業所等で働く工賃は1万4千円くらいでしょうか?
そして、施設使用料は、2万1千円くらいでしょうか?
単純計算で、仕事するのに毎月7千円支払っていることになります。

これが、「障害者の自立を支援する」という名前のついた法律のもとに運営されている障害者福祉です。

会社の机とかロッカーなどの利用代が給与からひかれて、手取りが-7,000円。毎月貯金を取り崩しながら通勤。
そんなこと、ありえないでしょ。

でも、障害者ならOKなんです。日本という国はそういう国なんです。少なくとも今は。
こんな状況を見聞きするにつけて、とても矛盾を感じるんです。

くどいですが、12/3から障害者週間です。
できれば、居住地域の市区町村などでどんな取り組みをしているのか、程度で結構ですので、興味を持っていただきたいものです。
発達障がいを持つ子の「いいところ」応援計画発達障がいを持つ子の「いいところ」応援計画
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THEME:障害者の自立 | GENRE:福祉・ボランティア |

昨日はもんじゃ焼き

11月最後の夜は、もんじゃ焼きを食べに行きました。

場所は東京の下町、月島…。

「勝どき」からウォーキングです。
歩きながら川を眺めていると、屋形船が通過しました。

風情があるなあ、なんて思っていたら、
この屋形船、えらい猛スピードで疾走していきました。
なんか、ちょっとイメージが違う…。
コアラが100mを10秒で走りすぎていったような違和感…。

さて、月島の商店街、ほとんどもんじゃ焼きのお店です。
もんじゃ焼きの神様がいるとしたら、ここはそれの門前町といった感じでしょうね。

実際、観光地化されているし、昼間は修学旅行生がよく来るそうです。
週末になると大賑わいのようですが、幸い、月曜日でしたので、お客さんはまばらでした。

結局、どこが良いのかわかんなかったので、
適当に「浅田真央が来たことがある」というお店の、斜め前の店に入りました。

ちなみに、この日は、外資系にお勤めの先輩が定年退職を迎えるということで、内輪のお祝い会でした。
その先輩は、思いっきり関西人なんですが、東京の下町がけっこう気にいっている様子でして、
で、なぜか
「お好み焼きのほうがすっきゃなんやけど、やっぱ東京やから、もんじゃ、食うとかな、のう」
という次第になりました。

せっかく来た以上はおいしく食べたいので、お店のおかあさんに全部お任せです。
鍋と鉄板は上手な方におまかせ、するに限ります。
(空いているときに来ると、やっぱり接客が丁寧でいいですね)

「明太子&もち入り」だそうです。
結構おいしかったのですが、ホッピーがなかったのが残念でした(ハイボールはあったんですが…)。

先輩には申し訳ないけど…、自分の好みは、お好み焼きだなあ。
学生時代は、お好み焼き定食とか、よく食べたもんなあ。

*お好み焼き定食
  …関西では普通です。カミさんには「有り得ないメニュー」とけなされますが。焼きそば定食もあるし。

話は変わりますが12月です。師走です。
やたらと仕事が忙しいのに、飲み会も続く、ある意味「ゴールデンなシーズン」です。

仕事も飲み会も基本的には断らない。
そういうタイプは、健康にくれぐれも注意!脳卒中は「冬の朝」が危ないですからね。

来週からは、しばらく平家物語に戻り読みしようと思っています。年内には読み終えたいものです。
THEME:日記 | GENRE:ビジネス |
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