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ライフキャリアプランナー

Author:ライフキャリアプランナー
新宿で働く社労士&ファイナンシャルプランナー。
日本のお酒と歴史が好き。

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eラーニングで学ぶ大学

大学受験のシーズンです。

大学にもいろいろありますが、メジャーではない領域として通信制大学というものがあります。
で、従来の通信制大学とも趣の異なる大学でおもしろいのが「ビジネス・ブレークスルー大学」です。

もともと、ここは大学院大学です。
いわゆるMBA過程を学ぶ、ビジネスプロフェッショナルを育成する教育機関として有名です。

学長が、大前研一氏であることも、そういう背景によるものです。

自ら答えを開拓し、突破できる人材を輩出するために、本邦最大級の実績あるMBA(経営学修士)プログラムを提供する「ビジネス・ブレークスルー(略称BBT)」が新設する大学学部課程という趣旨だそうです。

中国やインドの台頭は目覚ましいものがあります。すでに、若年層の教育では日本は負けていると思われます。
実際に、グローバル人材とIT人材は絶対的に不足していると言われてます。

21世紀を生き抜くための3種の神器といわれている分野として
「経営とIT」「問題解決力」「英語力とグローバルリーダーシップ」が挙げられますが、
これらをコアとするカリキュラムによって「世界のどこでも、誰とでも仕事ができる人材」を輩出する。
そして、それを達成するためには、社会人のMBA過程よりもずっと若い段階である学部教育から、4年間をかけて、じっくりと行うべきであると。

もちろん、大学ですから卒業時には「経営学士」の学位が授与されます。

「通学不要」の意味は、キャンパスライフという遊びイメージではなく「学びたい」という人にほど長所が多いでしょうね。
なにしろ、やりたいことを追求したり、仕事をやりながらでも、授業と両立させることができますからね。

地方に在住のままでも大丈夫、というメリットも大きいでしょう。
地方の国立大学以外には経済的に選択肢のなかった方にも可能性がでてくるかもしれません。

地方在住者や事務所経営、大学卒業資格を得たい会社員、等々、新たな可能性を感じさせますね。

問題は、高校3年生などの場合、その親が持つ価値観でしょうか。

社会人なら、自分のおカネで学費をだせば済む話ですけど、団塊世代やその直近世代にあたるヒトたちが、こういう大学を認めることができるかどうか…。

相変わらず、私立は東京6大学まで。それ以外は大学とは認めない、なんていう大人もいますからね。






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THEME:大学受験 | GENRE:学校・教育 |

可処分所得の減少

見えない部分で可処分所得が目減りしていきます。

今回は社会保険のなかでも、比較的イメージしやすい「健康保険料」について、です。

先に申し上げますが、協会けんぽ加入者の保険料は、平成22年4月徴収分から引き上げられます。
平均的な加入者(月給28万円)の負担額は、年間で21,000円増加になるそうです。

日本の健康保険制度ですが、いろんな保険者が存在しています。
協会けんぽ、共済組合、健保組合、国保組合…。

そんななかで、中小企業の従業員が加入している「協会けんぽ」は、全国で3,500万人の方が加入しています。
保険料率は都道府県別に決定される仕組みで、保険料は労使折半、従業員負担分は給与から天引きです。

医療費は相変わらずたくさんかかっているなか、
これだけ景気が悪化してくると従業員のお給料や賞与は伸びるどころか、減っていくような状況です。

賃金が減れば、当然、健康保険料額も減りますね。
しかも、民主党政権は例の予算策定の対応として、ここに入れる補助金2,500億円をバッサリと切りました。

そして、その穴埋めに、健保組合などからお金をむしりとろうとしています。
(民主党が野党だった時、自民党政権で財務省が提案した仕組みとほぼ同じ。当時は廃案になったのに)

国の補助金を廃止して、結果的に従業員と会社の負担が増す。ある意味「増税」に似た感があります。

どちらにしても、目減りしていく収入(保険料)を取るために、協会けんぽでは、加入者の年収に占める全国平均の保険料率を現在の8.2%から9.34%へと、大幅に引きあげることにしたわけです。

最高値は北海道の9.42%、最低値は長野県の9.26%となっており、この格差は0.11から0.16にひろがりました。
新保険料率(単位・%)を列記してみましたが、この差異は年々拡大していくものと思われます。

北海道  9.42
青森県  9.35
岩手県  9.32
宮城県  9.34
秋田県  9.37
山形県  9.30
福島県  9.33
茨城県  9.30
栃木県  9.32
群馬県  9.31
埼玉県  9.30
千葉県  9.31
東京都  9.32
神奈川県 9.33
新潟県  9.29
富山県  9.31
石川県  9.36
福井県  9.34
山梨県  9.31
長野県  9.26
岐阜県  9.34
静岡県  9.30
愛知県  9.33
三重県  9.34
滋賀県  9.33
京都府  9.33
大阪府  9.38
兵庫県  9.36
奈良県  9.35
和歌山県 9.37
鳥取県  9.34
島根県  9.35
岡山県  9.38
広島県  9.37
山口県  9.37
徳島県  9.39
香川県  9.40
愛媛県  9.34
高知県  9.38
福岡県  9.40
佐賀県  9.41
長崎県  9.37
熊本県  9.37
大分県  9.38
宮崎県  9.34
鹿児島県 9.36
沖縄県  9.33

全国平均 9.34
THEME:社会保険労務士 | GENRE:ビジネス |

歴史小説040(豊臣秀長)

「うちうちのことは利休に、おおやけのことはこの小一郎に申されよ」

秀吉に救援を求めに大阪へでてきた大友宗麟に、豊臣秀吉の弟、秀長が言った言葉として伝えられているものです。

この弟が、いかに実力者であったのか、はっきりとわかる言葉ですね。

この本には「ある補佐役の生涯」というサブタイトルがつけられています。

実際に、本のなかでも主役の割に、秀長に関する記述は決して多くないんですね。
そのため、ヒトによってはイマイチと感じる方もいるかもしれません。

秀吉の包容力、三成のそろばん、清正の武力、利休の人脈…。

いずれも持っていたような人物です。
人材のうす~い豊臣政権にあって、突出した人物です。

秀吉も、秀長も子がいなかったことが後継者争いのような「仲たがい」が生じなかった、のかもしれません。
補佐役というより、影、という感じといいますか、秀吉と秀長は豊臣政権のパッケージのような印象です。

この弟さん、小田原の陣の直前で亡くなってしまいます…。

私は、豊臣家は、この時から衰退に向かっていったと考えています。
つまり、豊臣政権は天下統一を成し遂げる直前から衰退の道を歩んでいったのだと。

その証拠に後日、豊臣本家の分家のような位置づけであった大和大納言秀長の家を取りつぶします。
利休の切腹もそう。
秀長がいなくなり、今まで効いていた「かじ」がなくなってしまい、迷走をはじめます。

何もしていないかのような相棒を失った漫才師が、毒が強すぎて人気がなくなっていく。
中和してくれる存在を失ったわけですが、それに似た感じもします。

豊臣政権が誕生し、露と消えていった背景を、別の視点で見る。
秀長の生涯を、そのように見てみると、なかなか興味深いものがあります。

歴史に「たら、れば」は禁物ですが、この秀長と前田利家が存命であれば、徳川家の世はなかったかと。
そうすると、首都は京都のままだったのでしょうね。

豊臣秀長―ある補佐役の生涯〈上〉 (文春文庫)豊臣秀長―ある補佐役の生涯〈上〉 (文春文庫)
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THEME:歴史書 | GENRE:本・雑誌 |

コンビニ受診

平成22年度に診療報酬(1点10円。要は医療費)が引き上げられることはすでに決まっています。

現在、その配分等についての検討がなされているのですが、何とも情けないお話がでています。

それは、救急外来の受診についてです。

診療報酬を検討する公的機関である「中央社会保険医療協議会」の総会が27日に開催され、「症状が軽いのに救急外来を受診する患者からは、特別料金を徴収しよう」として検討されてきた新制度の4月導入を見送ることを決めたそうです。

厚生労働省としては、救急センター等の勤務医の負担を軽減するためにも、この新しい制度を導入したかったようなのですが、「軽症か重症か患者には分からないだろう」といった意見が出てきたんだそうです。

「そりゃそうだよ」と思いつつ、厚労省の主張を読むと…

虫刺されとか、指にトゲが刺さったとか、そんな内容で救急病院を訪れる人が結構いるようです。
救急ではないのだけど、通常の時間帯にいくと待たされるのがイヤだ、といった理由とか…。

「なんだよ、それ」って感じです。

で、そういった軽症といってよい患者さんが救急外来にきた場合は、保険診療の自己負担分とは別に特別料金を徴収できるようにする案を提案したんだそうです。

いわゆる「コンビニ受診」がひろがってきたことで、勤務医の負担が重くなっていると判断して。

しかし、情けないことに「逆にお金を払いさえすれば、軽い症状でも、堂々と救命救急に行ってよい、ということになりかねない」という意見が出たために、委員の意見をまとめることができなかったということです。

救急車を無料タクシーのように利用しようとするバカ者もでているわけですが、
給食費の支払拒否なども同根のように感じますが、品位のない人間が増えているのは何とも…。
THEME:社会保険労務士 | GENRE:ビジネス |

スモールステップ

Think ability not disability
~(できないことに捉われないで)できることを考えよう~

外国の「障害者デー」らしきサイトで見つけたフレーズなのですが、前向きな感じがいいですね。

今の日本だと「できることだけ考えよう(努力はイヤだ)」という勘違いがでるかもしれませんけど。

さて…。「できないことに捉われない」という考え。
言うは易しですが、けっこう難しいもの。

自分の子供や妻、上司や部下など、相手の「できないことに捉われる」ことは実にたくさんあります。

そして、相手が「できない」ことって、自分にとっては「できる」や「得意」だったりすること、けっこうあるとおもいませんか?

自分が得意だから、できるから、目につきやすいということも言えるかと思います。

この「できないことに目が向く」考え方は「減点主義」の評定手法に似ていたりします。

たとえ話。

部下から「人を思いやる優しい課長」として慕われる管理者さんがいたとします。
でも、部長からは「部下に嫌われたくない気持ちが強すぎて指導力のない管理者」と見られていたとします。

その逆もしかりですが、これ、ある意味ではどちらも正解なんです。
「正解はひとつ」と考えると理解できません。

単純な話です。それぞれの人の立場や状況によって、視点も、求められている役割・責任が違うからです。
「自分の視点が正しいのだから、皆も同じ視点をもちなさい」は…立場が違う以上無理なわけですし、立場の違う人間に自身の価値観を押しつけるだけでしょう。

上司の覚えめでたい方が出世するのも道理なわけです。
自分に高い評価を置いている上司であれば(ほとんどの上司はそうでしょう)、自分に似たタイプや、自分が価値をおく能力領域が高い方の能力は、当然に高く見えるわけです。

現実には「できない」のに「できるように見せている」とか「部下にやってもらっている」といった茶坊主がでてくる余地も生じるわけで、そういタイプが評価されるようになると、組織にも悪影響がでてきます。
減点主義の場合、何もしていない茶坊主ほど減点もなく、高評価だった、なんて…。

こうやって文章にしてみると、自分自身、反省すべきところがいろいろと浮かんできます…。

「(できないことに捉われないで)できることを考えようですが、
これ、本当に相手の身になって考える、でなければ、できません。

できることを、共に確認して、やってみて、伸びしろをみて、少しずつできるレベルや量をあげていく。
状況によっては、やってみせることも大切です。

坂上がりができない子供に頼まれて、実際に坂上がりをやってみせたことがあります。
しばらくしたらできるようになっていました。

指導ではなく支援という意味は、そういうことなのでしょう。

部下を子供と同じように考えるのは、部下から見たらいい迷惑ですけど、部下の育成と子供の教育は本質的には重なるところが多そうです。

自分のために育てているのか?本人のためなのか?

部下を自分の洋服のように扱う某会社の部長さんがおりました。
「下着は安くて使いやすいユニクロがいいでしょ。部下も同じ」…。飲み屋さんで聞いた実話です。
あなたの上司でなければいいですが…。

そうか…。貴方にとって、部下はユニクロなのか…と。自分は高級スーツと考えているのかな、と。

部下や子どもではなく「自分」が主役になると、関係はおかしくなるのでしょうね。
今の自分はどうでしょう?大丈夫でしょうか?

上司であったり、親であったりする立場からは、やはり支援という考え方がよいのかもしれません。
管理者とか指導という言葉より、ピッタリくる感じです。

支援の一手法ですが、スモールステップというものがあります。

文字どおり、頑張らなければできないんだけど、今の自分が少し頑張ればできそうな感じ。
実感として手が届きそうな「まとまり」に目標をおく方法です。

たとえば、1段1段、けっこう高く、そして長い階段があったとします。
大人や健常者にとっては特段大したことはありません。
でも、子供やお年寄りは、その高さ・長さをみただけで、登ることをあきらめてしまうかもしれません。

では、一段ずつの段を低くしてあげたらどうでしょうか。登りやすくなりますね。
段を低くする分、どうしても距離が長くなりますので、お茶を渡したりする配慮をしてあげるんですね。

そういうふうにして、自分とか一般的な尺度は使わずに、その人にとっての課題を細かく分けて、それを一つずつクリアしていく。

そうやってサポートしていくことで、少しずつでも足腰が強くなっていくもの、という考え方です。

このスモールステップ、勉強でも仕事でも、子育てでも、実にさまざまな場面で有効です。

評価の世界には「ストレッチ」というものもありますが、これには「本人の能力を上回る程度に負荷をかけることで目標を達成させる」というニュアンスが強いので、好きになれません。
THEME:社会保険労務士 | GENRE:ビジネス |

社労士の試験科目

来年度の社労士試験を受けようと考えている方、そろそろ勉強を始めた頃でしょうか。

とびっきり頭の宜しい方を除けば、普通は1~2年くらいかかるものと思います。
私は2年かかりました。「2年で済んだ」という言い方もできますね。

さて、今回は試験科目ごとに、簡単にまとめてみました。参考になれば幸いです。

○まずは「労働基準法」について。

総務・人事・労務部門の方や労働組合執行部といった方などなど、
実際、受験勉強を始める前から「すでに労基法は一通り理解しているよ」という方は多いものです。

ただし、それが試験での高得点につながるか、というと違うんですね。
理由はひとつ。「試験問題が難しい」ということです。
通達とか判例からの出題が目立つことと、設問の長さ。国語の長文読解のような趣すらあります。
実務経験者であっても高得点は望めない科目、と理解しておいたほうが良いでしょうね。
試験では最初にでてきますので、時間配分を間違えると全体に波及します。

○次に、労働安全衛生法。

私は第一種衛生管理者を持っていたので、少しはマシでしたけど、化学物質とか、きっついです。
しかも、配点は少ないので、労力の割には報われにくい科目といえるでしょう。
でも、実務上では結構役に立つ科目ではあります。健康管理は時代のキーワードですからね。
安全の意味は「危険の防止」、衛生は「健康障害の防止」と考えるとわかりやすいかも。

○労災保険法です。

点を取りやすい科目です。
基本的な判例などにも目を通しておけば、満点も可能でしょう。
通勤や仕事でクルマを使うところの総務労務などで、特に役に立ちます。


○雇用保険法です。

この科目も、比較的点数をとりやすいでしょう。
ただし、再受験組には「数字」のメンテナンスが必要。覚え直すのは結構大変だったりします。
日当、手当や日数、等々の数字がたくさんでてきますし、金額が毎年変わるものもあります。
選択式問題を意識した勉強がやりやすい科目ではあります。


○徴収法です。

条文数が少ないこともあり、内容も平易な感じです。淡々と暗記しましょう。
択一式のみ出題で6問。5問はとりましょう。


○健康保険法です。

以前は得点しやすい科目のひとつでしたが、最近は難しい、というか、重箱の隅っこをつつくような問題が多い。
連動した問題などもありますので、うっかりすると足切りにあってしまいます。
医療制度の騒動もあり、改正事項がややこしくなっているのも難化要因でしょう。


○国民年金法です。

比較的易しいです。受験勉強していない今の私でも、毎年7~8点くらい取れています。
「年金はキライ・苦手」という受験生は、たくさんいます。
でも、ここは労基法とは逆で、苦手な割には本試験で点数を取れたりします。
法律体系を図に書いたりして、ビジュアルで構造を理解できれば、得点源になってくれます。


○厚生年金保険法
たぶん、一番難しい科目ではないでしょうか…。
足切りにあわないことを目標にがんばりましょう。
受験生の多くは、合格者であっても、あまり得点できていない科目ではないかと思われます。


○労働・社会保険の一般常識

深追いはしないこと。「一般常識」という言葉とは裏腹に「マニア」な科目です。
受験対策としての対応は正直難しいかと…。
私の場合は、新聞を細かく読むことと、試験直前に白書を丸暗記してみましたが…意味なかったですね。
基準点ギリギリで助かりましたが、今まで(今に至るまで)見たことも聞いたこともない法律がたくさんでてきて、一瞬アタマのなかが真っ白になりました。

全体を通して思うのですが、基本的な内容理解には、選択式対策が効果的だと思います。
択一式では一定のトレーニングが効果を発揮したりするのですが、それは選択式対策後でいいでしょう。

合格するための勉強ではありますが、
合格後も必要な知識なのですから、長期記憶に入れていけるような工夫が必要です。
THEME:社会保険労務士 | GENRE:ビジネス |

発達障害と障害年金

発達障がいの子を持つ父親として、社労士として、障害年金を取り上げてみたいと思います。

障害基礎年金には1級、2級という区分がありますが、必ずしも明確な線引きではありません。

試験問題のように「誰がみても正解」という線引き(回答)ができる類のものではなく「個別の状況に応じた柔軟な判断」が求められるからです。

行政通達でも「杓子定規な判定は行わないように」旨の周知徹底通知が平成21年に出ています。

法律は、それが制定された趣旨や社会的要請を踏まえた理解に基づき運用されないと、不具合がでてきます。

法律資格の受験生などでも、枝葉の暗記から入る方もおられますが、法律の性格や条文の必要性をきちんと理解していないと「ひっかけ問題」に簡単にひっかかります。
知らない問題であっても、きちんと法律の趣旨を理解していれば、択一式など適切な判断が容易になります。

現実に、実務に長けている担当者であっても、必ずしも法律の趣旨などを理解しているとは限りません。
どちらかというと、チャート的な「処理」が多く、「判断」を必要とされないケースが多いでしょう。

担当者によって判断が異なることがない、という意味では行政的な対応といえるのでしょう。
でも、行政窓口で不適切な対応が生じてしまうのは、後述しますが、そういう方法論にあるように思われます。
「ひとごと」な意識が強いヒトも問題ですけど…。

さて、障害基礎年金には、大ざっぱにいうと3つに分けることができます。

①生まれながらにして障害をおもちの方
②出生後、20歳に至るまでの間に障害をおもちになった方
③就労後、障害をおもちになった方

ここでは発達障害を取り上げていますので、①について述べていきたいと思います。

知的障害などの先天性障害の場合は、原則として
「20歳に到達した日(誕生日の前日)」に障害基礎年金の受給権が発生します。

数次の法改正によって、生年月日によっていろいろと違うのですが、子供を対象にしているので割愛します。

精神障害の年金申請でよくトラブルになったり不適切な対応を取られたりしがちな部分ですが…
「初診から1年6ヶ月」という、一般的な障害基礎年金でいう「障害認定日」のとらえ方なんです。

統合失調症や躁うつなどの精神障害では、20歳前に発症した場合、現在の障害(病気)の原因で最初に医療機関に受診してから1年6ヶ月後が20歳未満であれば20歳の誕生日が障害認定日となり、1年6ヵ月後が20歳を超えていれば、1年6ヵ月後が障害認定日となります(ややこしや、ですが、なんとか理解してください)。

一方、知的障害や広汎性発達障害等の場合は生まれついての、つまり「生来性」もしくは「発育期による発症」とされる場合は「20歳の誕生日が障害認定日」という扱いになります。

つまり「初診から1年6ヶ月後」という要件は問われないんですね。

療育は受けていても、知的障害や広汎性発達障害などの場合、毎月病院には通いません。
初診日やかかりつけ医などの概念には無理があるわけです。

この、生来性の障害の場合に支給する障害年金は「無拠出制の年金制度」といいまして、居住地の市区町村の国民年金(障害基礎年金)になるんですね。

なるのですが…。行政の担当者によって、今だに対応が異なる場面を見聞きしたりします。
「社会保険労務士の○○ですが…」と言わないと門前払い的な窓口もあります。

よくあるコメントと、それに対する私の見解をまとめてみました。

「医療機関にかかっていない(初診の医療機関の証明がない)と障害年金は受給できません」

⇒発達障害などの場合、行政の判定(3歳くらいのときに受けるやつ)は受けても、医療機関には普通行きません。
 生来性の障がいは取扱いが別ですから、初診の証明は無理ですし、不要ですよね。

「療育手帳(知的障害者の手帳)を持っていないと障害年金は受給できません」
「療育手帳「B」は軽度なので、障害年金は受給できません」

⇒それは判定する側の都合や思いこみと言われてしまいますよ。療育手帳の扱いは市区町村で異なるのですし。
 個別の状況を十分斟酌すべきであると、平成21年に改めて通達がでていますよね。

「成人して就職しているのなら、窓口はうちではなくて社会保険事務所(年金機構)です」

⇒「就職しているから厚生年金の話」と安易にとらえてしまうと間違えますよね。
 厚生年金ではなく、障害基礎年金の話なのですから、国民年金の窓口はこちらですよね。

…。
家族や子供を守るためにも、自分の暮らしを守るにも、知識は欠かせません。

窓口をタライ回しにされたり、申請側の知識も不十分だったり、行政の仕組みに対する理解が薄いと、やはり窓口でトラブルになる可能性があります。が、怒ってはいけません。

お世話になるのは自分ではなくて子供なのですから。
これからもずっとお世話になる窓口なんですから…。

窓口担当がどんなに態度の悪い人間でも、こちらは「お世話になっているんだ」という姿勢。
これがとても大切だと、私は思います。
必ず、それを見ている誰かがサポートしてくれるでしょう。

ちなみに、あまりにひどい応対をされた場合は、別のルートで責めるのが効果的です。

さて、障がいを持つ子供が20歳になる年ごろになりましたら、いろいろと準備することがあります。

まず、一番大事なのは福祉関係の方に相談することです。相談できる方を見つけておくことです。
それまでにお世話になった組織なり専門家がいると思います。市区町村の福祉関係の窓口でも良いと思います。

そして、20歳の誕生日を迎えるころに、次の手続きをしましょう。

まず、障害基礎年金の受給申請を行う書類を用意します。

書類は市区町村の窓口にあります。「国民年金」の窓口はすぐにわかると思います。
ここのポイントは「精神保健福祉法指定医」という専門医に診断書を書いていただく書類です。
この記載内容は、支給・不支給にかかわる重要な書類になりますので「表現内容」に留意する必要があります。

たとえば「一人で食事をとることができるか否か」という質問があったとします。

これを言葉そのままに読めば普通は「はい」で終わりになるでしょう。

でも、次のような回答だったら、どうでしょうか。
「食事をとること自体は可能ですが、箸を使った食事は困難であり、手づかみで食事をする場合が多いことから、通常の摂食は困難な状況にあると思われる」

ごく単純な質問に対してでさえ、印象はずいぶんと違いませんか?

嘘はついてはいけませんよ。絶対に!
不正受給が発生すると、同じ状況にある多くの皆さんに迷惑をかけることになります。

でも、その方の状況を想像できるくらい、記述は詳細にしたほうが宜しいかと思われます。
発達障がいだからといって、必ず、障害基礎年金を受給できるわけではないのですからね。

次に、忘れがちな手続きですが、国民年金第1号の(保険料)免除申請です。
これを行なわないと、年金未納という扱いになってしまいます。
免除申請をすることによって、将来、本人に年金が支給されます。
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行政書士合格発表

平成21年度の行政書士試験の合格発表がようやくでましたね。

単純に、合格者/受験者でみると、合格率は9%くらいでしょうか。
近年においては、高め、ではないかと思います。

今年度の合格率が高めということですと、来年度は難易度が高めに設定させるかもしれません。
かつ、特上カバチの影響で受験生が大幅に増えるような場合だと、さらにきびしめになる可能性が…。

行政書士の合格率は、なかなか安定しませんね。
試験問題の難易度にばらつきがあるからなのか、受験生のレベルに問題があるのか…。

それにしても、士業全体でとらえると、合格率は、年々高めで推移しているようにも思われます。

公認会計士さんとか弁護士さんなどでは、合格者が非常に増えたために「就職先がない」という従来では考えられない事態さえでているようです。

あと、数カ月もすると、行政書士に関する様々な書籍もたくさん本屋さんに並ぶのでしょう。

行政書士という国家資格は、いろんな方も指摘されていますが「教養試験」のニュアンスを感じます。

司法書士や税理士、社労士などでは、実務に直結する法知識が問われたりするのですが、行政書士は「行政窓口を通じて主に仕事をするのであれば、これくらいのレベルはあってしかるべき」的な問題であったと思います。

ゆえに、かつての試験問題には、学校教育ででてくるような漢字とか算数がでてきたりしたものです。
つまり、行政書士試験については、他の法律資格と比べても「合格するための勉強」と割り切る必要が高いです。

もちろん、ここ最近の試験制度変更等々によって、試験難易度は非常に高くなっています。
「数か月勉強したら楽勝」という過去の試験制度で合格された先輩方にはなかなか理解してもらえませんが…。

当たり前の話ですが、受験勉強だけでは、得意分野を作ることはできません。
得意分野の知識習得や経験を積んでいくプロセスについては、受験生の時から考えておく必要があるわけですね。

私は、社会人経験を積まずに独立開業することは、おススメしません。

行政あがりの行政書士さんや、税務署あがりの税理士さんが強いのはごくごく当たり前なわけですね。
そこをきちんと理解しておかないと、とても大変でしょう。

私は、社労士の場合とは逆に、行政書士のメイン領域である建築確認申請や風営法・会社設立といった分野にはあまり魅力を感じておりません。

社労士・FPとの相乗効果が期待できる領域でやっていきたいですね(内緒ですけど)。

今回合格された方にとっては、ようやく、本論に入れるというか、次のステップに進むことができるというか、エントリーが許されるわけですね。おめでとうございます。

残念な結果に終わった方…。少し休んだら、やりたかったことを思い返し、再度スタートしましょう。

行政書士試験合格サイト 東京法経学院



THEME:行政書士 | GENRE:ビジネス |

春の陽気

日曜日はとても気持ちのよい天気でした。
空には雲ひとつかかっていません。

日陰にいると空気の冷たさを感じ、手も冷たくなりますが、公園のベンチに座っていると、お日さまがポカポカと暖かく、何があるわけではないのですが、なんとなくホッとする感じです。

ここしばらく、長男、次男のどちらかが風邪ひいたりして週末に出かけることがなかったものですから、久しぶりに子供たちと一緒に近所を散歩し、公園をはしごしてまわりました。
時間にすると3時間くらい。歩数にして12,000歩くらいでした。

さて、と。
今の場所に引っ越してきて6年くらいがたちました。
引っ越してきた当時はバブル崩壊後の真っ最中で、いわゆる「塩漬け」になっているらしい土地がいたるところにありました。

それが、ここ2年くらいの間に宅地造成が一気に進み、大きくきれいな一本道路を中心に、あちこちに高級住宅街が出来上がりました。
50坪くらいの土地に建ぺい率40%です。価格は7,500万円。
チラシに書かれていたものですが、売り出されると、すぐに完売です。

私と同じような家族構成の世帯が一気に引っ越してきます。
みんな、よくそんなにおカネがあるもんだなあ、と思ったものです。

ただ、周辺住民には恩恵もありまして…。

まず、公園が増えました。
駅と住宅街をつなぐ遊歩道が整備され、子供たちと散歩するのに最適なコースとなりました。

かつては、地域になんて目が向かなかったなあ…と、ふと思う。
余裕がない生活って、ハンドルに遊びがないクルマみたいなものかもしれないですね。

以前の仕事オンリーな生活は、お金こそ手に入りますが決して楽しくはなかった。
毎日疲れていたし…。仕事するために生きているような感じ…。

でも、子供たちが週末に親と一緒に遊びたがってくれる時代は、おそらくあと数年…。

自分の時間、家族との時間は、やはり大事にしないといけませんね。
家族のためではなくて、自分自身のために。ね。


THEME:男の子育児 | GENRE:育児 |

社労士のキャリア

週末は社労士会の先輩・お友達たちとの新年会でした。

その日にきちんと帰る予定でいたものの、非常に盛り上がり、「新宿のペンギンのいる居酒屋」で二次会とあいなりました。
結局、お開きは深夜の3時過ぎとなり、私はネットカフェでしばし休憩し、始発の電車で帰りました。

もう若くないので、これやっちゃうと、しばらく体調に響くんですよねえ…。
やはり、終電までに帰って、布団で寝ないと…。

さて、新年会では、おバカなよもや話で盛り上がったものですが、そんななかでも社労士に関連するお話もでてきたりするわけです。

業界の飲み会って、会社の飲み会とは大きく違っていて、愚痴がでてこないのがいいですね。

上司が…、会社が…、職場が…、なんていう愚痴はメシのネタになれこそすれ…。

だいたい、みんな同じ会社ではありませんから、職場ネタは伝わないしつまんないですからね。

さて、「社労士のキャリア」といいましょうか、社労士像なるものについていろんな意見がでてきました。

皆さん、それぞれの立場やポジションから、いろんな意見をお持ちなのですが、私自身「なるほどねえ」と改めて感じたのが、いわゆる1号業務と2号業務を大事にする、というところです。

労働社会保険の諸手続きや給与計算、等々は、地味ですが非常に重要なものです。
そして、その地味な業務経験からいろんなことが学べ、その経験が次に活きてくるというものです。

目立つ仕事として、例えば経営コンサルタントや人事コンサルタントなどといったものがあります。
社労士業界では、これらはいわゆる3号業務に該当しますね。

でも、これらのお仕事は社労士資格を持っていなくてもできます。

ネームバリューがあって、知識やスキルがあれば、社労士資格などなくても売れっ子になります。
その意味では、中小企業診断士に似ている感じもいたします。

でも1号、2号となると話は別です。社労士の独占業務です。
社労士資格を持っていない方が業として行えば社労士法違反になります。

つまり、地味ではあっても、社労士しかできない分野をきちんと確立させること。

社労士の独占業務である分野で実務を磨く。
給与計算を受託できれば、その会社の賃金制度とか、総額人件費とか、いろいろみえてきますよね。
自然と賃金・人事制度の改善点なども見えてくるかもしれません。

でも、これらは、給与計算や労働社会保険の手続きを「常に100%適切に処理」していくことでみえてくるステップなのでしょう。

年金問題で揺れたこの数年間。
社会保険庁の様々なことが取りざたされた半面、「年金の専門家」として紹介されることが増えた社労士。
これも、今まできちんとした仕事をしてきたから、といってもよいのかもしれませんね。

「やって当たり前」という仕事って、評価されにくく、結構キツイものです。
会社の仕事でいえば「あまり報われない業務」なのかもしれません。

でも、それを当たり前のようにこなしていくことで、次の展開に続く…。
どこかで日の目を見る…。見ているヒトは見ている…。
そう思いたいものですね。

社労士業界が比較的地味といわれる所以なのかもしれませんが、
確実に、着実に、そうですね…。ミルフィーユみたいに、キャリアを積み重ねていきたいものです。





THEME:社会保険労務士 | GENRE:ビジネス |

海外でかかった医療費

お正月に海外で過ごした方から、以下の質問がありました。

「海外で医療を受けた場合、海外療養費という保険が効くってホントですか」
「保険がきくのだったら、自己負担は3割ですか」

自身にとって都合のよい情報だけを選択してまとめてしまうと、違うお話になってしまいます。
まず、基本から説明してみたいと思います。

旅行先で急に具合が悪くなったとか、交通事故にあったような場合で保険証を持っていなかった場合、とりあえず医療費を病院窓口で全額支払い、あとで健康保険に請求することができる制度があります。

これが「療養費」と呼ばれるものです。
ただし、窓口で支払った費用全額が算定の対象になるのではなくて、保険点数などの国が定めている治療方法や材料等に基づき算定された額、となります。

保険証でかかった医療費と同様に対応する趣旨なのですから、保険証でかかれない部分までを保障するいわれはない、ということです。

最近は、保険証も紙からカードになり、被保険者や被扶養者など、一人一枚ずつ配付されることが増え、個々に財布などに入れておくことができるようになりましたので、そういう意味では、従来の療養費は減っていくでしょう。

ここまで説明してようやく「海外療養費」の話ができます。
文字通り「療養費」の「海外版」なんですね。

国内の場合は、保険証を提示できなかったからといって、無茶な診療はしません。保険適用レベルです。

海外の場合はここが大きく違います。
国や地域によってレベルも基準も費用も全く異なります。
ですから、支払った費用の7割が戻ってくるということは、まずないとお考えいただいたほうが良いでしょう。

また、はじめから「海外で治療を受けることを目的」に出国して治療を受けた場合は、全く支給対象にはなりません。
「日本での医療を受けないことを選択したのだから、全額自費」という考え方になっています。
良い悪いではなくて、制度としてそうなっています。

アメリカで入院でもした日には大変なことになります。自腹は物理的に無理でしょうね。
下手したら家が1軒買えちゃいます。

ですから、
「海外療養費はあまりアテにしない」で、
「クレジットカードなどの保険特約」をきちんと確認、活用すること、と、
「場合によっては最初から海外医療保険に加入」

が良いでしょう。

普段、病院などでかかっている医療費全額を、日本人は意識しないで治療を受けています。
また、意識することがあまりないくらい、世界に誇ってよい「良い制度」なんですね。

ただ、その弊害として医療費に対する意識が低いのも現実なのでしょう。

最初の質問の場合に戻ります。

調べてみたところ、日本で受けたとしたら6万円くらいの治療に70万円ほど払っています。
6万円の7割が戻ってくると試算して戻り金は4万円ちょっと。66万円は自腹ということです。

70万円の7割が戻ってくると想像されていたこの方、怒りモード爆発でしたが…。
私に言われても困る話ですけどね。





THEME:社会保険労務士 | GENRE:ビジネス |

山形のどら焼き

山形の名産品といえば…。

お米、さくらんぼ、茶豆、ラ・フランスなどがあげられるでしょうか。

今回ご紹介するのは、どら焼き、です。

このお店、創業100年をこえている老舗です。
将棋の駒の産地として有名な天童市の近くです。

私、普段は甘いものは摂りません。

でも、たまにですが、無性に食べたくなるときが、理由はわかりませんがあるんですね。

スーパーとかコンビニで買うのは何となくつまんないんです。

もう少し、話題性というか、普段食べないのだからイベント的に楽しみたいというか。

以前は、東京麻布のたい焼きを買いに行ったりしていましたね。
職場や自宅へのおみやげにしたりしていました。

少々、お値段はするものの、甘すぎない餡がよかったりしましたね。

今回のどら焼きも、そんな感じです。

最近、いろんな地域の物産展が人気だそうですが、生活に潤いがほしいですよね。

なかなか旅行にも行けないのですし、雰囲気くらいは気軽に味わいたい、そんな感じです。

春になるとどらえもんの映画が上映されるようですね。
子供との話題にちょうどよいかもしれませんね。

どらえもんは、親と子供共通の話題にもってこいでしょう(声は変わりましたが)。



THEME:お取り寄せグルメ | GENRE:グルメ |

腰痛を治す・予防する

腰痛はツライものです。

私はサッカーとバイクで腰を痛めて以来、そうですね…。
7年くらい「正座」とか「胡坐」などは無理でした。

筋力強化などによって、最近はほとんど大丈夫になりましたが、それでも寒いこの時期ですと、イスに長時間座って仕事をしているときなどに、斜めにひねったような痛みといいますか…そんな感じになることが、いまだにあります。

「ウォーキング」と意識して散歩するようになって1年が経過しました。
その間、休煙してみたりしていますので、かつてと比べると相当に健康的な暮らしをしていると思います。

腰はいろんな姿勢のベースになります。
ここが痛いと、まともに座っていられませんので仕事にも差しさわりがでてきます。

背筋と腹筋を日頃から強化して、体重をコントロールする。
つまり、腰痛防止はダイエットにもつながるものです。

女性の場合は、少し部位が違いますが「骨盤ダイエット」というものもありますが、結構効果的なようです。

自分ひとりで簡単に取り組める運動や習慣を、少し身につけるだけで随分と違うものですよ。

ただし、取り組む場合はきちんと基本をおさえておく必要があります。
それを理解しておかないと、かえって膝とか腰を悪くしてしまいますからね。

読めばわかりますが、腹筋を少し強化するだけでも随分と違ってきます。

腰痛は自分で治せる―寝ながら簡単にできるものばかり! (セレクトBOOKS)腰痛は自分で治せる―寝ながら簡単にできるものばかり! (セレクトBOOKS)
(2009/11/18)
石井 博明

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THEME:自分でできる腰痛、膝痛対策 | GENRE:ヘルス・ダイエット |

養護学校を見学

1月20日は仕事を休んで施設見学に行ってきました。

見学先は「神奈川県立麻生養護学校」です。

当日は、研究発表・公開授業となっており、見学者がたくさんいらっしゃいました。
特別支援級、学校などの教育関係者にまじり、障がいを持つ子供の親も多数訪れていました。

私の場合、次男が通っている療育センターからバスで現地に向かいました。

さて、この学校ですが…。

比較的新しい建物だけあって、全体的に綺麗でしっかりしたつくりです。
廊下や食堂は広く、校庭も十分な広さがあります。
教室は、レイアウトなど、療育センターや特別支援級と同じような感じですね。

生徒は1クラス5名程度の構成に数名の指導者がついている、といった感じです。
小・中・高とあり、肢体障害と知的障害にわかれて教室が設置されています。
職員室を外から覗いた範囲ですが、けっこう大きいですね。先生方がいかに多いのかが容易にわかります。

建物なり人件費なり…
かかる費用を生徒一人あたりで考えた場合、相当な費用がかかっていることがわかります。

総合的な社会福祉政策として、日本の取り組みには不十分さを感じるものの、
それでも多くの費用がかかっていること、現場で取り組んでいること、
いろんな制度や仕組みで支援をいただいていることには、やはり感謝の気持ちが必要だなあ、
と改めて感じた次第です。

何でもそうなのでしょうが「やってもらって当然」という気持ちは宜しくない、と思います。
親が学校に、患者が医師に、夫が妻に、妻が夫に、会社が社員に、社員が会社に…

いろんな組み合わせがありますが、
「してもらって当たり前」という考えは、相手に甘えているだけであり、自分を何様だと思っているんだ、という傲慢な意識を生む種になるでしょう。

さて、世の中、欲望は多く、望みも高い…ゆえに満足できるレベルも高いものですが、「足るを知る」という言葉が日本語にはあります。

子供が小学校に入学することは、日本人の親にとってはごく当たり前の話でしょう。けど…。

普通の小学校の「普通のクラス」か「特別支援級」のどちらがよいか、を選択する必要のある方もいます。
「特別支援級」と「養護学校(特別支援学校)」のどちらがよいか、を選択しなければいけない家族もあります。
選択肢がない(養護学校(特別支援学校)に進学)という家族もあるわけです。

子供にとって、どの選択が望ましいのか、よりよい判断なのか…難しいですね。
今日、見学に行き、改めて迷っている自分があります。

現実な話として、本人である次男はもちろん、場合によってはきょうだいの兄にも生じかねない「差別」をどう考えるべきか…。

私自身、子供のころ、障がいを持った同級生に差別的な言動をとったことを覚えています。
子供は良い悪いとは別の世界で生きていますから、相当残酷です。
大人の世界も、いろいろありますし。

今まではコミュニケーションに問題のある、それ以外は普通のかわいい子供。
でも、少しずつ、確実に成長していくにつれて、はっきりしてきた「違い」…。

難しいものです…。
妻と二人で話をしてみても、お互い、明確な答えを持っていません。

ヒトにはいろんなアドバイスなり方向を示すなど、偉そうなことをしていて何ですけど…ね。

今回、見学させていただいた養護学校と、その周辺に住んでおられる方々に対しては、非常に良い印象を持ちました。
やはり、現実を直視・実感するには現場を見るのが一番ですね。
THEME:自閉症児の親 | GENRE:福祉・ボランティア |

歴史小説039(宗麟)

九州を取り上げるのははじめてかもしれません。

今回は、島津氏でも立花でも有馬でもなく、大友宗麟を主人公にした「王の挽歌」を取り上げてみたいと思います。

この本もずいぶんと古いです。

ずいぶん前ですが、私が結婚した翌年に私・妻・妻の両親と九州旅行に行きました。
大分、宮崎、熊本とまわるバスツアーでした。その時に空港で買ったのがこの本でした。

さて、大友氏は鎌倉時代から続く名族でした。南北朝時代では北朝に属し、以後、豊後、筑後一帯の守護大名となり、宗麟の祖父、義長の代に戦国大名として発展、力をつけていきます。

さて、宗麟の父義鑑は「大友二階崩れ」というお家騒動で家臣に殺されてしまいますが、宗麟はこの騒動の首謀者たちを討ち、見事に家督を継ぐんですね。

長年のライバルであった大内義隆が、家臣の陶晴賢の謀反にあい自害。これ以降、豊前、筑前をも取り込んでいきます。

イエズス会のザビエルに領内での布教を許可することで南蛮貿易を行ったり、博多の決戦で毛利氏を九州から追い出し、豊後、豊前、筑後、筑前、肥後、肥前、日向、伊予半国を領する巨大な戦国大名にのし上がります。
まさに大友氏最盛期です。

転機は「耳川の合戦」です。戦力で圧倒していたはずなのに、劣勢の島津に惨敗します。

この戦いを契機に衰運し、家臣も離れていきます。
配下であった竜造寺氏はこのころに独立し、別の強力な勢力となっていきます。

いけいけどんどんの島津氏に、居城である臼杵丹生島城のみにまで追い詰められ、宗麟はついに上洛して、秀吉に援軍を求め、これが島津征伐の名目になりました。

秀吉の島津征伐のおかげで、宗麟の嫡子である義統は豊後一国を安堵されるのですが、宗麟の死後、義統は朝鮮の役の不始末を責められ改易の憂き目にあいます。

関ヶ原の戦いで再起をはかりますが、西軍に属し、ついに大友氏は消滅してしまいます。

九州は御家人が土着して名族となったり、独特の勢力が根をはったりして、なかなか複雑な人間関係です。
大内、毛利などの勢力から九州の独立を守った名門が…。
王国づくりを夢みたキリシタン大名の宗麟が…。

結果的に、九州を秀吉に明け渡す呼び水になったというのは、何とも皮肉なものです。

王の挽歌〈上巻〉 (新潮文庫)王の挽歌〈上巻〉 (新潮文庫)
(1995/12)
遠藤 周作

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THEME:歴史・時代小説 | GENRE:本・雑誌 |

車中泊のススメ

「車中泊」のススメです。

最近の高速道路は随分と充実しています。
東名高速では、海老名とか浜松とか、ちょっとしたレジャーランドのようです。
中央高速でも、諏訪には温泉がありますし…。

やはり民営化は利用者にとっては大きなプラスだったのだと実感しますね。

以前、別の記事に書きましたが、私は大学生の頃、バイクで全国を走り回っていました。
テントと鍋をバイクの後ろにくくり付けて、気の向くままに野宿でした。

最初の頃は、結構、怖かったですね。何しろ、テントなんて、外との仕切りはビニール1枚だけですから…。
馴れてくると、この「行き当たりばったりの旅」がなんとも良くて…。

社会人になってからも、結婚するまで、夏休みは10日間ほど、気ままな一人旅をしていました。
何しろ、目的地がないものですから、適当に大型トラックの後をついていったり…。

そんな適当な旅をしていると、旅館とかホテルに泊まらないほうが多くなったりするんですね。

ある夏の週末、長野県の野尻湖畔で車中泊をしていた家族がいました。
確か、子供さんが4人くらいいて、とても楽しそうでした…。

ワンボックスを自己流に改装したような感じでしたが、当時独身の私にも「こういう家族旅行って冒険ぽくって楽しいんだろうなあ。いいなあ」なんて思ったものでした。

別に、クルーザーのようなキャンピングカーなどなくても(乗って旅行してみたいけど)、レンタカーでも、工夫しだいでいろんなことが可能なんですね。

また、この時期は夜移動して車中泊して、朝からスキー・スノボーを楽しもうという方もおられると思いますが、そういう方にとってもちょっとした小道具があるないで、随分と違ってくると思います。

お金をかけずに、でもケチらずに楽しむ。そんなちょっとした旅もいいものです。



THEME:旅行、旅、ドライブ | GENRE:旅行 |

女性向け医療保険

最近は、女性・男性ともに「未婚」の方が増えている…といいますか、結婚されない方が増えていると言われています。

世の中の経済情勢だったり、個々人の生活事情など、必ずしも本人が望んでいない環境があるかもしれません。
一方、経済力のある女性など、自分の価値観や起業などライフワークによって一人暮らしを選択されている方も結構お見受けします。

今回、以下のような方々をイメージしながら、どんな保障があるのかを考えてみたいと思います。

①「一人暮らし」で「フリーランス」で活動的な女性
②会社員で独身の女性
③パート収入等も含めて一定の所得がある主婦

上記に共通するのは「所得」がある、ということです。
パート収入でも、一家を支える重要な経済要素かもしれません。結構大きいものです。

医療保険を考える上で大事な知識は健康保険です。

上記の場合、②と③は健康保険組合、①は国民健康保険に加入しているのが一般的かと思います。

特に、企業が設立した組合健保の場合は、法定を上回る付加給付という保障があります。

ひとつの例として「病気で入院して医療費が100万円かかりました」とした場合、本人の自己負担は25,000円くらいで済んでしまう、という場合があります。

そうなると、組合健保に加入している会社員やその被扶養家族にとっては、医療保険の重要性は相対的に低くなるかと思います。

一方、自営業者やその家族にとって、医療保険は重要です。
そのなかでも、女性の場合は商売が軌道にのってきたり、ご本人の活力がみなぎる世代は、がん年齢とも言われていて、婦人科をはじめさまざまながん疾患のリスクが高まってきます。

サッカーや将棋に例えるのは不謹慎かもしれませんが、守ることをせずに攻め続けて勝てる、というケースはありません。

単身暮らしをされている方にとっては、死亡保障はそんなに重要ではなく、言葉は非常に悪くて申し訳ないのですが「死ねなかった場合、動けなくなった場合」の収入源確保、という意味でも医療保険は重要でしょう。

現金があれば良いかもしれませんが、手元資金は事業に活用したくなるのが起業家と聞きます。

無理は禁物ですが、やはりヘッジできるリスクは対処しておいたほうがよいかと思います。

家族と暮らしている方に医療保険が無縁ということではありませんが、重複する保障は無駄なだけです。
はっきり言いますが、重複された商品選択をされている方、非常に多いです。
家族が加入している各種の保険や保障を受けられる公的保障を理解している方はごく一部です。

「毎月支払っている額」「何が何を保障するのか」「支払総額はいくらになるのか」…。
解っているヒトは、実は今まで一人もいませんでしたね。

税金と似ていて、世の中は「知らない」は「損するです。
限られたお金。増えない給与や所得…。きちんと把握して使い方を工夫してみませんか。



THEME:生命保険 | GENRE:ライフ |

異能紹介の功罪

先日、テレビでダウン症の子とその母親に関する放送がありました。

そのダウン症の女の子は成長するにしたがい「筆」の道を進み、今では芸術家の域に達しているという話でした。
そして、そこに至るまでのお母さんの葛藤・苦悩があわせて綴られていきます。

実際に「風神雷神」などの屏風絵や大筆などの作品も紹介されていましたが、驚くばかりです。

ダウン症を持つお子さんについて…

従来、その障がい特性により「大人になることはできない」と言われてきたようですが、最近の医学の進歩と、障がいを持つ子と、その親御さんを支える社会的な支援施策によって、かつてとは違った人生像が描けるようになってきたみたいです。

自閉症などについても、最近少しずつですが、テレビなどで取り上げられることが増えているように感じます。

さて…
会社の人事系、特に評価の話でいいますと、愛情の正反対は「無視」です。「嫌悪」ではないんですね。
「嫌い」は相手を意識した感情なんです。相手の存在は認知しているわけです。
で、それすら否定するものが「無視」なんです。

知的であれ身体的なものであれ、いわゆる健常とは違うという事実を、当事者はどう考えるのか。
そして、第三者や社会はどう受け止めるのか…。

社会として「無視」しない、ということは非常に大事だし、当事者の親としてはありがたいものです。
次に「憎悪」ですが、ここは非常に難しい。

「憎悪」と書くときっつい表現ですけど
要は「自分の子供と同じクラスになってほしくない」といったレベルもそうでしょう。

個々のそういう感情が、差別を作るわけですから…。

いろんなハンディを持つ障がい者のなかから、才能豊かな方たちを取り上げていただく企画。
それ自体は確かに「すごいなあ」と思いますが、当事者としては功罪を感じる部分があるといいますか…。

「子どもなりの普通」じゃダメなのかな…。というところなんです。

私の場合、母親がそういう「異能」を子供に求めているというか、すがっているように感じることが多々あるんです。
「この間、○○な話が本にのってたよ」から「自閉症の子って、○○な才能に強いらしいじゃないの」…と。

…最初のころは、孫のひとりが自閉症という事実に、泣き暮らしていたほどだったようです…そこまで悲観しなくてもいいじゃねーか、と思いつつ…

仕方ないところでもあるので、触れないようにしていますが、正直、愉快ではないわけです。

「他人と比べる・比べられる」ということが、こんなに当事者を傷つけるものだとは、今まで知りませんでしたね。

誤解を恐れずに言いますと、私は今まで「平均よりはお利口さん」という生き方をしてきたと思っています。
そんなに頑張らなくても平均以上の学業成績はとれてきたし、仕事の評価もそれなりだったし…。

だから、弱い立場の人を顧みるようなところは、あまりなかったし、自己責任という見方が強かったんですね。

ちなみに、小泉政権での小泉・竹中改革とは「強者の理論」だったのでしょう。
亀井静香という政治家は下品で好きではないのですが、「弱い立場」を思いやれる人物なのかもしれません。

さて…と。

ハンデを持つ子の親になって気づいたこと…本当にたくさんあります。これからもでてくるんだと思います。

今は「普通」という言葉のありがたみを実感していますが、
子供の成長にあわせて、子供が幼児から少年、大人になっていくにつれて、リアルな現実に直面していくのでしょう。

窓から空を眺めながらこの文章を書いていますが、今日の天気は雲ひとつない青空です。

せめて子供たちには「曇りのない生き方」をしてもらいたいなあ、なんて思う日曜日のお昼…。
THEME:自閉症児の親 | GENRE:福祉・ボランティア |

持家は「安さ」より「売れる」で選ぶ

我が家には「投資用マンションを購入しませんか」という勧誘セールスの電話がちょくちょくかかってくるのですが、だいたい2つのパターンです。

ひとつは、名簿屋さんから購入した名簿をみてかけてくるもの。

もうひとつは、今の我が家の電話番号を「以前使っていた」方あてにかかってくるもの。
どうやら、その方はお医者さんだったようで「○○先生、とびきりの投資情報です」なんていう感じ…。

面倒なので
「私はFPとしても活動しているので不動産投資も承知していますが、そちらに回すお金はありません」
とお断りしていますが、やはり、皆さん、しつこいですね。
「お断りします」と言って一方的に電話をきってしまいます。
申し訳ないと思いつつも、お話を伺いつづける義務はありませんので。

最近の不動産不況の影響でしょうか…。
「こんな営業手法では、営業マンも仕事がイヤにならないものか」と思ってしまいます。

声のトーンとかリズムも似ていて、電話の第一声で「あっまただ」と気付きます。
内容も「ワンルームマンションを購入して単身者に貸し出す投資話」というパターン。

投資効果として「節税」「将来の自分年金」「生命保険の不動産バージョン」という3点でセールストークをかけてきますが、もう慣れっこです(一時期、なんでこんなに、というくらいかかってきたんです)。

「節税」を簡単に説明すると、こんな感じ。
「家賃収入から不動産の原価償却費や諸経費を引くと赤字になり、その赤字を給与所得から控除できるので所得税が安くなる」

→所得税を安くする程度のために、1000万円単位のお金は出せないでしょ。
 基礎控除後の所得が900万円超のサラリーマンには魅力的かもしれませんが、そこが危ない。

「将来の自分年金」はこんな感じ。
「住宅ローン完遂後、毎月はいってくる家賃は年金みたいなもの」

→投資に使う1000万円なり2000万円なりを取り崩して自由に使ったほうが気が楽。空室リスクないし。

「生命保険の不動産バージョン」は…。
「住宅ローン経験者ならおわかりの団体信用生命保険。自分が死んだらローンはチャラになって、家賃が家族の収入になる」

→掛け捨ての生命保険できちんと保障はかけていれば問題ない。必要以上に保険かけて今の暮らしを切なくするのは本末転倒でしょ。

だいたい、ワンルームマンションの表面利回りは一般的に低いです。新築ほど低くなるものです。
定期預金などと比べたら利回り自体は確かに高いです。が、リスクのレベルが全く違います。

不動産としての価格(分母)が高く、その割に家賃(分子)は高くないものが多い。

そうなると、長年賃貸にまわしたところで、購入額をペイするには至らないケースも多いわけです。
しかも、ずっと新築ではないですし、時代にあった間取りとかデザインとか立地などがありますよね。

何がいいたいか…。

購入当初は家賃収入が安定していたとしても、長い目では「空室リスク」がでてきます。
家賃収入はなくなり、住んでいない物件に、下手をすると自分が住んでいる物件以上におカネがかかります。
クルマだって、10年もたつと修理代がかさみます。家も同じですね。

そう、空室リスクにくわえて修繕費などがバカにならなくなります。
その時点で「もう割に合わないから売ろう」と思ってもさあ大変。

そんな物件買いますか?

そう。半値以下でも売れればまだ良いほうなんです。
売れなければ…その不動産は資産ではなくただの負債。

ポイントは、購入当時の「価格」よりむしろ「立地などの不動産としての付加価値」にあります。

しかも、この物件を取得する際に住宅ローンを組んでいたら、自分が住むための持家を購入するための新たなローンが組めなくなります。

他人が住んでいるマンションの住宅ローンを払いながら、自分たちは賃貸マンションに住んでいて、不動産価格の下落で家賃はローン支払月額以下、という方を実際に知っています。

…こんな考え方もあります。

たとえば首都圏の駅前で、比較的物件価格の高い新築があったとします。
5000万円です。

一方、郊外で駅からバス20分の、これも新築物件があったとします。
3800万円です。

単純に3800万円なら何とかなるから、思いきってこっちを購入しようか、が一般的かと思います。

5000万円の物件を賃貸にまわした場合、家賃相場は20万円だったとします。
自分の支払いは月平均で17万円。…A

3800万円の物件を賃貸にまわした場合、家賃相場は10万円だったとします。
自分の支払いは月平均で12万円。…B

比較すると、Aは相場より3万円安い家賃で住んでいるのと同様ですね。
Bはわざわざ相場より高い家賃を払い、しかも駅からバス20分と不便です。

こういう考え方もあるんです。
単純に5000万円と3800万円という物件価額を比較するわけではありません。
賃貸の家賃と持家の支払月額を単純に比較することにも気をつけるべきですね。

同じ物件ではない以上、その比較は必ずしも妥当ではありませんからね。

本当においしい投資話ならこっそり独り占めにするでしょ。
土曜日の夕食時間とか日曜日のお昼などに、わざわざ電話をかけてきて教えてくれる訳がない。

好きな家に住むことと、リスクヘッジのために「安い物件」ではなく「売れる物件」を選択するということ。

安いにこしたことはないですが、リスクは「金利」より「売れない」ことのほうが大きいように思います。

私の親友に「自動車の中古車屋さんの息子」がいますが、いつも流行のクルマに乗っています。
「お店に出してすぐ売れるクルマしか乗れないので好みで選べない」
とぼやいていましたが、そこのお父さんはやはり商売上手なわけです。

ある日突然、今の暮らしを維持できなくなるかもしれない時代。
世の中の仕組みが変わってきた以上、リスクもそれへの対処法も変わっている。そう考えています。







THEME:不動産 | GENRE:ビジネス |

歴史小説038(宮尾本)

今まで、興味はあったものの、手に取ることのなかった平家物語…。

祗園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり

 娑羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす

  おごれる人も久しからず 唯春の夜の夢のごとし

   たけき者も遂にはほろびぬ 偏に風の前の塵に同じ

なんとも、味わいのある文章です。

藤原純友、平将門、源氏、北条氏、奥州藤原氏などについては、似たような文庫本をたくさん持っています。
なのに、同じ時代の巨族である平氏には、なぜか縁がありませんでした。
興味も低かったんでしょうね。

で、先日、ついにというか、ようやくというか…購入しました。
宮尾本として有名なシリーズ4巻をまとめ買いです。

最近はいろいろと忙しく、「沈まぬ太陽」にハマっていたりもしましたので、これから読み進めていきます。

まだ1冊目を読み終えたばかりなので何ですが、さすがに「宮尾本」と評されているだけあって、表現が少しむずかしめですけど、それが平家物語の原作の雰囲気を保っているというか、雅な響きが感じられていいですね。

「日本語って案外きれいなものだなあ」なんて思いますね。読んでいると。

そして、今まで源氏系ばかり読んできたから余計に感じるのですが、平忠盛の一族、けっこう仲よしさんです。
あと、「平家物語」という文学だからなのかもしれませんが、女性がたくさん登場します。

ヒトのいい方も、狭量の方、意地の悪い方、おおらかな方…。
多種多様なキャラクターが活き活きと描写されています。

源氏はそれこそ血で血を洗う争族です。
頼朝のように「自分以外の源氏の嫡流は死んでしまえ」といったヒトは平家では出てきませんね。
源氏では、女性はあまり登場しません。でてきても幸せそうな人物がいません。

さて…、主人公の平清盛さん。
この本では白河院(後白河法王ではありません。念のため)のご落胤という設定になっています。
実際に当時、そういう噂はあったようで、ゆえに殿上人になることができた、とも言われています。

「武士なのに公卿になった」のではなく「皇族の血をひいているから」という見方をした人たちが、当時も今もいるということでしょう。

そういう見方にたって考えると、武家の棟梁且つ皇族の血統という特殊で強力な人物が誕生したわけです。
しかも、この清盛さん、人情家というか、リーダーシップに非常に優れていたようで、家来に気をつかっているようなシーンがいろんな史料にでてきます。

確かに、上司としてみるのなら頼朝は絶対イヤ。清盛がいい。

会社も源氏商事より平氏物産のほうがいい。
平氏物産は短期間で倒産したけど、源氏商事だって結局乗っ取られたわけで、そういう意味では棟梁というのも大変なものです。

平安末期の日本は、乱暴ですけどざっくり線をひくと次の4つのエリアに分けることができそうです。

 ①権威だけはしっかり保持している京の朝廷
 ②斜陽だけど実力はまだまだ十分の西の平家
 ③差別されてきた武士の権利獲得に燃える坂東武士のみこしになった源氏
 ④昔から蔑視されてきた外国貴族的位置づけの奥州藤原氏

で、このとき義経がいなかったら源氏って、坂東武士ってどうなったんだろう?
という「歴史のたられば」を想像してみたくなったりします。

豊臣秀吉が徳川家康より先に死んだように、平清盛の死後、源頼朝がでてくるわけですね。

で、あっけなく平家が滅んでしまったようにみえることで、勘違いしやすいのですが、義経が破天荒な戦術を取らなかったらどうなっていたかわからなかったはずです。

義経がいなかったら、征夷大将軍は「平氏の血統」になっていたかもしれません。
そして、清盛は日本の歴史で織田信長などと並ぶスーパーヒーローだったかもしれません。

それくらい、少なくとも宮尾本平家物語の清盛には魅力があります。
やっぱり買ってよかった。
宮尾本 平家物語〈1〉青龍之巻 (文春文庫)宮尾本 平家物語〈1〉青龍之巻 (文春文庫)
(2008/10/10)
宮尾 登美子

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THEME:歴史・時代小説 | GENRE:本・雑誌 |

早咲きの伊豆河津桜

あちこちで雪が降っているなかで、早くも新春の話題です。

1年前も取り上げましたが、早咲きで有名な伊豆の河津桜です。

静岡に住んでいたころは、あまり取り上げられることのないひっそりとしたお祭りでしたが、今では観光バスなどがたくさん集まるビックイベントになっているようですね。

長野の高遠桜もきれいでした。京都の嵐山も。青森の弘前も…。

そのなかでも、この河津の桜は、川沿いを歩きながら菜の花とのコントラストが実にきれいでした。

それに温泉エリアですから、入りたい温泉に寄ることもできますし。
少し足を伸ばせば河津七滝(ななだる)温泉とか北川(ほっかわ)温泉、今井浜などがありますし、この季節だと露天風呂が特に気持ちいいですね。

桜エリアから徒歩圏内の近場だと「踊り子温泉会館」があります。
温泉ではあるものの、温度が低くてボイラーで沸かしていたと思うので、温泉マニアには微妙かも…。
(確か、露天風呂にはいっていたら重油の臭いが…)

でも駐車場や休憩所、おみやげなどはしっかりしていたので、グループにはおススメ(混むとは思いますが)。

この早咲き桜。
本当に早いもので、まだ一部のようではありますが咲き始めたみたいです。

そういえば、伊豆の下田も、幕末のいろんな史跡がある町ですね。
「竜馬伝」で観光客が増えて活気がでてくればいいんですけど。
寝姿山ロープウェイにのって「黒船見張り台跡」とか、みてまわったものです。
「これじゃあ黒船に勝てないっしょ」と思うのではないかと。
ペリーロード…名前は立派ですけど…何とも微妙です。

なんとなくウズウズしてきたので、本棚から「るるぶ伊豆」を出してみました。
「’96」とあります…。
もう十年以上も経っているわけか…。
あ~。また行きたいなあ…。

詳しい内容はこちら↓
河津桜まつり



THEME:旅行、旅、ドライブ | GENRE:旅行 |

子供と共有できるお話

「獣の奏者エリン」というアニメをご存じでしょうか?

NHK教育テレビで放映されていた(今も再放送がかかっています)長編のアニメです。
我が家では、子供がすっかりはまり、一緒に見ていた私もはまったんですね。

この作者の代表作には「精霊の守り人」などがありますが、実に豊かな世界が描かれていて、大人にとっても考えさせられる作品が多いです。

かつて、アボリジニの研究をされていたとか略歴で見ましたが、そういう経験も関係しているのでしょうか…。

作者にいわせると「そもそも子供向けのファンタジーとして書いたものではありませんので…。」だそうですが、大人でも十分に楽しめる内容だからこそ、子供が熱中するのでしょう。

実は子供と本屋さんに行ったときに、「獣の奏者エリン闘蛇編」と「王獣偏」を見つけました。
二人で立ち読みしてみたところ、私には手頃な感じでも、子供が読むには文字が小さいしルビがないし…。
で「僕でも読めるのがあればいいのに」と子供に言われて探したものです。

文字は大きくて、ルビもふってあるので子供でも読めます。
うちの小学校2年生には少々厳しいかもしれないのですが、それくらいのほうが教育的にもよいかな、と…。

私も同じものを読んでいて、週末のお風呂でいろいろと話題にして盛り上がっています。

「十二国史」にはまった方や歴史小説が好きな方であれば、多分好きな作品になるように思います。

子供と同じ本を読んで一緒に楽しむ。
良いものですよ。

ちなみに、ちょくちょく学校の図書館から本を借りてきているようで、
「この間、お父さんの好きそうなやつ借りてきたから、読み終わったら貸してあげるね」
なんて言われたりするのが楽しい父親な私。

獣の奏者〈1〉 (講談社青い鳥文庫)獣の奏者〈1〉 (講談社青い鳥文庫)
(2008/11/14)
上橋 菜穂子

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THEME:児童文学 | GENRE:本・雑誌 |

医療制度の混乱

年金行政に続き、医療行政が揺れています。

社会保障関連については、いろんな思惑がまざり、非常に分かりにくい制度・運用となっていますので、来年の社労士受験生はさらに苦労しそうな感じがいたします。

試験問題だけの話ではなく、生活に直結する制度なのですから困ったものです。

ここでは「後期高齢者医療制度の廃止」について考えてみたいと思います。

すでに「廃止すること」が目的となっているようにしかみえないですね。
○○のための廃止ならともかく「手段の目的化」の典型例のように思われます。

なぜ廃止するのか?
「現行制度は年齢差別だから」→差別と区分は話が別でしょう。
「そもそも筋の悪い制度設計」→現在でてきた素案のほうが筋が悪いように感じます。

本日(1/12)厚生労働省が示した「高齢者医療制度に関する素案」を超簡単に言うとこんな感じ。

「65歳~74歳は前期高齢者、75歳以上は後期高齢者」という現行の仕組みを「65歳以上の高齢者」一本に括る

です。
別にどちらでもよさそうですが、要はそれぞれの医療費を誰がどのように負担するか、が問題になります。

当たり前ですが、医療費はお金がかかります。
そのお金をどうするのかという話が医療制度です。

その意味で「高齢者の医療費を誰が、どのように支えるか」が全く抜け落ちている素案はナンセンスでしょう。

現在の制度だと、
75歳以上(後期高齢者)の医療費は
国・自治体の公費で5割、現役世代の支援金で4割、高齢者本人の保険料で1割というものです。

65~74歳(前期高齢者)の医療費は
「健保組合や協会けんぽが納付金を払うことで各保険の負担が公平になるように調整している」
という名目で、不足分は健保組合などから拠出させてなんとかやりくりしているものです。

「高齢者の医療費で足りないお金は、健康保険組合を設立している企業とその従業員に支払わせよう」ということ。

このような負担に関する都合のよすぎるルールも見直す必要があるわけです。

現行制度は10年にわたって検討され続け、小泉内閣の時代に強権をもって成立した制度です。

それを、現行の民主党連立政権が「廃止して新たな制度を導入する」と言っているわけですから、難しいに決まっているわけです。

「健康保険の一元化」なんて言う部分については「民から官」という印象があります。
(JR各グループを国鉄に一本化するような感じ)

社会保障関連の報道については、必ず「負担」の部分を注視するようにしてもらいたいものですね。

THEME:社会保険労務士 | GENRE:ビジネス |

物産展と地域経済

とある百貨店の物産展に行ってきました。

とにかく人出の多さにビックリですが、なんとも熱気というか、活気があって良いですね。
景気の悪さを忘れてしまいます。

私は学生時代、特に20歳の頃、全国をバイクで走り回り、いろんなものを食べたり、いただいたりしました。
同時に歴史小説が好きなこともあって、地方=歴史・文化=酒・食、とつなげるのが好きだったりします。

今回、ひまに任せ、20歳当時の自分を思い出しながら、地方のいろんな特産物を扱うサイトを調べてみました。
こういうものであたりをつけて現地を旅する、というのもいいものかもしれません。

【北海道】
ギャル曽根が実にうまそうにパクッと食べてたイクラ丼…。
確かにイクラは北海道が一番おいしかったと思います(北海道ツーリングがなつかしい)。




【青森】
恐山と薬研温泉が印象的でしたが、太間でマグロ食べれなかった(築地で食べな…と言われた私)。
イカは函館よりうまいかも。これを追ってホンマグロが来るわけです。





【岩手】
奥州藤原氏の史跡めぐり。ろう人形の館は微妙でしたが、藤原の郷はよい施設かも…。
一度だけ食べた前沢牛…。ホテル代より高かった…。もう無理だろなあ。




【山形】
私の生誕地は鶴岡市。
父親の実家がある「湯の浜温泉」はずいぶんとさびれてしまいました。
だだ茶豆がおいしいものの、季節が…。




【北陸】
富山のキトキト魚と、東尋坊…。事故ってしまい大変でした…。
白エビと地酒…。うまかったなあ。寒ブリやカニは高くて無理な20代の頃。




【長野】
白馬・諏訪には30回以上行っていますが、最近はずいぶんとご無沙汰。
長いことスキーもしていませんが、この時期だと「スキー帰り=おやき」かな。




【伊勢志摩】
以前取り上げた藤堂高虎とか北畠などのゆかりの地。
あんまり知られていないですけど、「海ぶどう」と「みかん」がおいしいですよ。




【熊本】
デコポンがおいしい。馬刺しもおいしいですが、ここでは柑橘系をお薦め。
細川家がずっと藩主だったお国です。




【長崎】
なじみのお寿司屋さんのネタは長崎五島列島モノが多いです。




【種子島】
打ち上げ施設は立派です。
鉄砲伝来といい、この島は炎とつながっているのかも。




【鹿児島】
噴火と焼酎の国。日本酒ではなくて芋焼酎!
意外に島文化のような感じがありました。
篤姫・竜馬伝と、大河ドラマが続きますね。




【沖縄】
独特の文化をもつ素晴らしい国です。
私は学生時代に石垣島の浜辺ですこしの間、滞在したことがありますが、あれは良かった。
公衆トイレの壁に情報が集まる不思議さ。
島は違いますが、NHKで以前放映していた「島の裁判官」は素敵な番組でした。


THEME:お取り寄せグルメ | GENRE:グルメ |

「沈まぬ太陽」と現代

「沈まぬ太陽」…この年末年始+αでようやく読み終わりました。

実は、山崎豊子氏の著書としては「白い巨塔」と「二つの祖国」を持っていますが、この「沈まぬ太陽」に関しては、なかなか読む気になれませんでした。

山崎氏の本は「重い」のと独特の「暗さ」があるのに、非常に強い筆致で一気に引き込まれていきます。
そのため、心身ともに健全な状況でないと読めない(たぶん、私の偏見なのでしょうが)。

さて、日本航空については、過去からいろんな懸案事項が取りざたされてきましたよね。

そんな状況のなかで、ついに会社存続の危機、というか、実質的には既に経営権は国に移っていて「倒産・再建」の方法が議論されている状況に移っているのは、ご承知のとおり。

企業年金についても、現役社員の減額同意は達成できたようですが、OBたちはまだ難しいようですね。
機長組合のサイトなどをみても、減額同意に応じてほしい旨が書かれています。

しかも、このタイミングで「沈まぬ太陽」映画公開です。

映画や小説を見て「なんてひどい会社なんだ」と思い、
企業年金の潤沢さに「ふざけるな」と感じる方々は多いでしょう。

しかも、そのしりぬぐいをするのは、結局私たちなんですから。
銀行団が放棄する債権だって、もとをただせば私たちの預金なわけですし、政府保証は税金が原資です。

いろんなサイトをみても「日航ってなんてひどい会社なんだ」「恩地は立派だ」「信念を曲げない生き方に感動した」という感じのものが多いように思います。

でも…。
ここからはモデルとなっている日航や実在の方とは全く無関係に、作品、特に「アフリカ編」を中心に、感想を述べてみたいと思います。

私はこの主人公「恩地」に対して、共感するところもあるし、反感を抱くところもあります。
そして「行天」については、必ずしも「悪」というようにとらえてはいません。
どちらかというと「サラリーマンとしてのひとつの生き方」なんだと思います。

もちろん、昭和36年当時と現在では、世の中は全くといっていいほど違います。
学生運動なんてないし。

昔のことを、私はわかりませんから現在の世の中の一般的な考え方をベースにしていきたいと思います。
不当労働行為はもちろん×です。
だいたい、労働組合は会社の敵ではなくて経営のパートナー的存在であるべきで、敵は他社のはずです。

労働組合の執行部にも「経営センス」は欠かせない時代だと思います。
同様に、会社経営陣にも「労組の仕組み」の理解がなければいけません。

これは、馴れあいでは決してありません。
御用組合というものは単なる社員の親睦団体にすぎません。
36協定とか、労使で協定を締結する相手方として必要とされるだけでしょう。
経営へのチェック機能がないわけで、そんな組織を経営パートナーとは呼ばないでしょう。

会社にしても然り。パートナーとしての認識がなければ、法律を無視して「出すぎるな」となってしまう。
組合も同じ。会社を敵とみなしたり、何でも反対したり実現困難な要求をたたきつけるやり方はパートナーではないでしょう。

会社という組織で働くということについて…です。

誤解を恐れずに言うと、会社組織の方針と自分の信条が異なった場合の身の処し方、なのかもしれません。
自分を通すということは正義なのか…。
(不正、不法を見逃せとか、人命を軽視してもよい、ということではありませんよ)

社員を大事に思っている人事部長のジョブに「人員削減計画」策定が設定されたらどうするのか?
「そんなことは許さない」と社長に直談判する人事部長はカッコよさそうですが、それで会社の経営が傾いたら?

そして、そんな人事部長は、自身の職務を全うしていると言えるのか?
そういう方に人事部長を任せるものか?

非常に誤解を受けそうで何なのですが…。組織・職制を機能としてみた場合、それぞれのミッションを完遂することで目的達成なわけですよね。

そういう意味では、行天の生き方って、会社員としては正直な感じがしないでもない。割り切りというか…。
まあ、友達がいのない奴であることは間違いないとは思いますけどね。

恩地の生き方「信念を曲げない」のもわかります。
不条理な出来事にはアタマにきますし、そんな上司や命令には、つい逆らったりしてしまったりも、あります。
でも、それは人生で一番大事にするものなのか、といえば、疑問です。

「会社の踏み絵なんて死んでも踏まない」ということって、そんなに大事なものなのか…と。

自分の信条を貫いて仕事をしている人や、本当に好きなことを仕事にしているヒトって、そんなに多くない。

そんなサラリーマンたちからみると、恩地の生き方って必ずしも「悲劇」ではないし、作中にある「輝ける委員長なんて呼ばれて英雄気取りかよ」というセリフにうなづいてしまう人もいるのではないでしょうか。

ひとはそんなに強くないのだし、信念を貫いて生きていける人も少ないのだから、それができる人にはジェラシーを感じるかもしれない。

恩地さん。本当にすごい人だと思います。この本に書かれている人物であるなら、ね。
普通のヒトならできない人生だったと思います。
(モデルになった方は、その後「アフリカ写真家」になったそうです。普通そんな転身はできないでしょ)

「会長室篇」は、正直、そんなに感じるところはなかったですね。
「山一証券の廃業」とか「長銀の破たん」に関する小説とそんなに変わらない。

政治家と官僚に「許認可」を握られている業界のつまらなさ、といえば良いのか…。

「御巣鷹山篇」について…。

タレントの明石屋さんまさんが、実はこの便に搭乗予定だったそうです。
たまたま予定を変更してひとつ前の便に乗ったようですが、この事件以降、国内移動は新幹線を使っていると聞いたことがあります。

このパートについては、JR西日本の福知山脱線事故とオーバーラップするところがあります。
何というんでしょうか…。とにかく、色んな感情があって感想を文章にすることは難しい…。

「沈まぬ太陽」全体をとおして感じたことは、
特定のヒトなり会社を描いたというよりは、その時代の「日本」を表現しているのではないか。
そんな風にも感じたのですが、如何でしょうか?

最後に、ノンフィクションとして認識されているであろうこの本のなかで、モデルとされている方々…。
特に悪者にされている方々にとっては相当異論があるようです。

この本の特徴のひとつとでもいえば良いのか…。
善人は非のうちどころのない立派な方で、悪人は徹底的に極悪なわけですが…。

時代劇じゃああるまいし、こんなに極端な書き方するのはフェアじゃないような気もして…。
そんなところなど、実はこの本に対する違和感がぬぐいきれないんですよね。

日本航空がもっときちんと取材に応じていたら、もっと良い作品になったかもしれませんし、そもそも会社更生法適用なんていう憂き目にあうこともなかったのではないかと…。
THEME:社会保険労務士 | GENRE:ビジネス |

行政書士ドラマ

また、行政書士を主人公にしたドラマが始まります。
その名も「特上カバチ!!」

主役は人気アイドルグループ嵐の櫻井くん。
行政書士を目指す心優しき青年という役どころです。

もうおひとかたの堀北さんは、気の強い敏腕行政書士。

「週刊モーニング」に連載中のコミックをドラマ化したもの。

人情と涙にもろく、正義感あふれる「行政書士補助者」の田村勝弘(櫻井くん)と、気が強く、男嫌いの「やり手行政書士」住吉美寿々(堀北さん)の、成長ドラマなんだそうです。
やや、ステレオタイプな感がなくもないですけど…。

前作であろう「カバチタレ」以降、「キャバクラ行政書士」などが続き、ずいぶんと名前が知れるようになった行政書士という「資格」。

実際のお仕事については、多少デフォルメされている関係もありますが(弁護士法に抵触する云々の話など)、憧れる若者が少なからず出てきそうですね。

それに比して、
社会保険労務士とか中小企業診断士、司法書士、税理士、不動産鑑定士などは、なかなか取り上げられませんね。

華々しく活躍しているドラマが花盛りの、医師、弁護士、公認会計士などとは比べるべくもありません。

「地味」という意味では行政書士も地味なんですが、日常生活とからめて描きやすいのかなあ・・・。
ちなみに、個人的にネタとして取り上げてもらいたいテーマは「認知症と成年後見」です。

さて、と。
今話題の「沈まぬ太陽」「不毛地帯」といったベストセラーが「ビジネスマン残酷物語」的であることや、
超氷河期という就職難、父親世代のリストラ、メンタル不調や新型うつ…。

「雇われるリーマンなんてなりたくねーな」と斜に構える若者とか、3年以内で辞めてしまう若者…。
こういう方、また増えそうな予感がしますが、サラリーマンを維持することも大変ですよね。
ビジネススキルについても、5年くらいは継続しないと、本当のところは見えてこない、と思いますし。

でも、本当に就職が難しい時代に加えて「ゆとり教育」のマイナス要素を抱えるこの世代…。
就職を決めること自体、けっこうスゴイことだと思うのですが…。

私は「雇用されている間にそのメリットを活かして自分を高めていこう」を提唱しています。
良い仕事と楽しい人生を手に入れるプロセスに「雇われた経験」は重要な要素だと思っています。

今年いただいた年賀状のなかに「士業開業10周年を迎えました」という女性もいらっしゃいますが、みなさん会社員からの独立開業組です。

やはり、活き活きしている方は「輝いて」います。
クライアントに磨かれていくわけです。
でも、下地がないと磨いたところで輝きはしません。もちろん、ツヤなんか出ません。
文字通り「メッキ」では剥がれておしまい。長続きしません。

といいつつ、私自身もそうなのですが、いつまでも下地作りをしていても…ね。

TBS系の番組で17日スタート(日曜21・00)。
日曜日ならテレビ見れますから、楽しみです。





THEME:行政書士 | GENRE:ビジネス |

歴史小説037(伊勢神宮)

「歴史小説」と趣を異にするものですが、日本の文化、伝統、歴史を抑えるうえで、神社仏閣は欠かせないものと思います。

年始にさいして、自民党の谷垣総裁が伊勢神宮を参拝されていました。
首相ではないので、その扱いは小さいものでしたが、相変わらず多くの方々が参拝されていたようです。

さて、その伊勢神宮。名前は知っているけど、その歴史はよくわからない…。
そういう意味では、出雲大社や諏訪大社なども似ていますね。

かつての軍国主義日本、帝国主義日本の反動からか、義務教育などで神社伝承は取り扱われないですからね。

「海幸彦、山幸彦」をはじめ「おとぎ話」になってしまっています。
おとぎ話に託された「歴史の真実」って結構あるように思うのですが、如何でしょうか?

かつての日本では、出雲大社の高さをこえる建物を作ってはいけない…、
つまりタブーとされていたという話もそうですが、
「なぜそうなのか」に興味を持っていくことは、特に子どもには大切だと思っています。

出雲大社と諏訪大社、伊勢神宮が、なぜ、それぞれ「あの場所」にあるのか…。

自分の子どもには、そういう視点で、ともに歴史を語れるように、ここだけは、自分好みに仕向けていきたいと勝手に考えています。

脱線しました…。

伊勢神宮は天皇家と深い関係があります。
そして、天照大神と卑弥呼、持統天皇との関係なども挙げることができるでしょう。
太陽神なのになぜ女性なのか…。

内宮と外宮という仕組み…。

伝統や文化って、意味のないものは続かないと、そう思っています。
たとえ形骸化してしまったものでも…。

伊勢神宮の謎―なぜ日本文化の故郷(ふるさと)なのか (ノン・ポシェット―日本史の旅)伊勢神宮の謎―なぜ日本文化の故郷(ふるさと)なのか (ノン・ポシェット―日本史の旅)
(1992/10)
高野 澄

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ちなみに、伊勢志摩をはじめとする三重の特産品が買えるオンラインショッピングモール

伊勢志摩の旅 よいとこせ 伊勢志摩の特産品 美し国市場

というものがあります

三重ブランドとして三重県に認定された商品、伊勢えび、的矢カキ、熊野のひもの…。

メディアなどで紹介された商品がたくさんあります。宜しければ見てみてください

THEME:歴史・時代小説 | GENRE:本・雑誌 |

自閉症の記事に想う

1/6朝刊(読売新聞)に、自閉症に関する研究結果に関する記事がやや大きめにでていました。

自閉症患者の脳では、脳内の特定のたんぱく質が健常な人に比べ3割程度少ないのだそうです。
で、この研究結果は、自閉症の新しい診断や治療法に結びつく画期的な成果らしく、米専門誌に5日掲載された、と。

自閉症については、脳内の神経伝達物質であるセロトニンとの関係を指摘する「セロトニン仮説」なるものが有力視されてきたのですが、証明には至っていませんでした。

そこで、この研究グループでは、18~26歳の高機能自閉症患者20人の脳を陽電子放射断層撮影(PET)で計測してみたところ、特定のたんぱく質(感情などをつかさどるセロトニン神経の表面にあってセロトニンを回収する働きを持つたんぱく質)が、脳全体で減っていることが初めて示されたのだそうです。

脳の帯状回という部位でこのたんぱく質が少ないと「相手の気持ちが分からない」という症状が、視床という部位で少ないと「こだわり」の症状が、それぞれ強まることもわかったのだそうです。

ここまでは「なるほどねえ。自閉症の患者の脳はセロトニン濃度が高いケースがある、という話を聞いたことがあったけど、回収するたんぱく質が少ないからなのかなあ」なんて考えながら読んでいました。

すると、この研究グループの偉い方の言葉が…。

「自閉症は育て方の問題ではなく、明確な脳の障害があることが見いだされた」

…って。
「育て方に問題があるのではない」と言ってはいるものの、それがこの実験結果で「見いだされた」っていうのが、気にいらないというか…。

毎日新聞では
「原因は特定されておらず治療法もないため、「育て方が悪い」などの誤解が今も根強い」
と書いていました。
同じ記事なのに印象が違います。

「育て方に問題はない」ことは、ずいぶん前から、すでにわかっていることだろうに、と…。

実際、療育センターなどに行けばわかりますけど、育て方に問題のある親なんて見たことないですよ。

セロトニンという物質は「うつ」などの精神疾患の薬の作用機序にも関係していますし、
脳機能に関する重要な物質であることくらいは私も知っています。

研究している皆さんに対しても、
記事を書いている記者さんに対しても、
自閉症という脳機能の障害を、取り上げてもらえるだけでも有難い、と思わなければいけないのかもしれません。

でも、やはりというか、今だにというか…
「自閉症は育て方の問題ではなく、明確な脳の障害があることが見いだされた」というレベルなのか…。
今回の実験で見いだされたのか?…と、クダをまきたくなった私(ちと、しつこい)。

自閉症の子供を育てるということが、どれだけ大変なことか…。
親だけでなく、きょうだいにも、大きな負担をかけているわけで…。

鹿児島のどこかの市長のように、○○してやりたいような人間も世の中には存在するわけですが、
そんな状況や環境のなか、育てているわけです。
一緒に暮らしているわけです。本人も自分なりに育っているわけです。

「育て方に問題があるという偏見が一部にあるなかで…」
という書き出しだったなら、たぶん、ひっかからなかった。

それくらい、偏見という目にさらされることが多い日々なわけですわ。

ヒトのことを言えない私ではありますが、マスコミには言葉にもっと気を使ってもらいたい…。

ちなみに、治療法が見つかれば、親として、それにこしたことはないのだろうか…。
そして、それは本人にとっても「良いこと」なのだろうか?

「良くなるといいね」「伸ばせる領域をみつけよう」「まだ希望はあるさ」「キレートは試した?」…。

今まで、身内も含めていろんな方たちに言われてきた言葉たち…。

もちろん、悪気はないんですよ。励まされたことも多々あったわけですし。
でも…、なんて言うんだろう。…そんなに「治さなければいけないものなのか」という疑問も…。

ああ、わからない…。そんなこんなを想う夜です。
THEME:発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞) | GENRE:育児 |

歴史小説036(おーい竜馬がゆく)

坂本竜馬のファンは、たくさんいらっしゃるでしょうね。
私もその一人です。

縦横無尽の活躍もさることながら、書籍からにじみでてくる「人柄」というのでしょうか…。

人なつこく、爽やかで男らしく、でも子どもの頃の泣き虫エピソードとか…。
明治新政府発足の直前にあたり、役職や地位を欲しなかったといわれる人物像…。

そして、その竜馬を余すところなく伝えた名著が司馬遼太郎氏の「竜馬がゆく」です。
というか…、現在の竜馬像は、この本が決定づけた、といってもよいくらいでしょう。

さらに、私にとっては珍しいのですが、漫画の「おーい竜馬」です。
歴史小説ご紹介のなかで漫画は?なのですが、まあ、歴史小説好き&竜馬好きには絶対おすすめです。

この本、がんばれ元気(古いですよ)の作者が描いていますので、その時代を知る人には懐かしい感じです。
で、原作は武田鉄也です。
この方、金八先生を演じるなかで「坂本竜馬好き」であることを表現していたくらいです。

漫画のほうは、創作が多数おりこまれていますので、その辺を承知して読まないといけませんが、竜馬をはじめ登場人物たちが実に生き生きと活躍していて、非常におもしろいと思います。

特に子ども時代の竜馬が実にかわいらしい。
そして母親や姉たちの竜馬への愛情が、なんともせつなく伝わってきます。
特に、親になって改めて読み返してみると、泣けてきそうです…。

両方とも長編ですが、長編ならではの良さが、ここにはあります。

幕末の尊王攘夷というやつは、「天皇をあがめ奉る」ものでも「開国反対」でもなく「討幕」だったんですよ。
幕府が開国を決めたからそれに反対する、という実に野党的な行動パターンだったんだと、私は思います。
幕府側にとっても滅ぼされる側ですから必死なわけです。

「開国」が「日本の夜明け」であること、将来像を描いていたのは、坂本竜馬と勝海舟くらいだったのではないだろうか、と私は考えています。
そういう意味では、竜馬の暗殺は、時代の必然だったのかもしれません。

福山雅治さんが表現する竜馬…。どんな人物になっていくのか、楽しみに見ていきたいですね。

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THEME:歴史・時代小説 | GENRE:本・雑誌 |

今年も健康でいきましょ

年始にあたり、目標というほどの事でもないのですが…。

昨年から引き続き取り組んでいこう、というものがいくつかあります。

ひとつ:休煙。
ふたつ:ウォーキング。
みっつ:週末に子供と遊ぶ(主にレゴと自転車)。
よっつ:歴史関連の本を毎週1冊くらいは読もう。
いつつ:自己啓発のお勉強を毎週7時間くらいはやろう。

上記のひとつひとつはどれもお手軽。何か特別な動機があるわけではありません。
やろうと思えば、その日からできるものばかりです。

無理しなければできないようなことは、そもそも習慣にしようとしてはいけませんね。
しんどいだけですし、どうせできない理由を考えるだけで終わります。
私は経験上そうでした。

さて、
とある専門医から伺ったマジメなお話によると、ウォーキングはタバコを休むのにも適した運動なんだそうです。

タバコがやめられないのは、体内に入ってくるニコチンが脳に「気持ちいいでしょ、俺」とささやくからだそうです。
(少し、いやらしい響きを感じなかったわけでもないですが、マジメな話でした)

タバコを吸うと、ほんの数秒でニコチンさんは脳に到達し、ささやくのだそうです。
そうするとドーパミンという「気持ちよくなる物質」が分泌され「おいしい」と感じるのです。

ニコチンがきれると、脳は「気持ち良くなりたいよお」と信号を発信してタバコが吸いたくなるという仕組み。
単純に、煙でも味でもへったくれでもなくて、実は、脳とタバコの恋愛関係なわけです。
喫煙者はカヤの外。

一方、このドーパミンという奴は、運動をしていても分泌されるようです。
「ランナーズハイ」とか言われるものですね。

ニコチンガムなりパッチなりを持っていなくても、たとえばジョギングとかウォーキングなどの運動をすることで、吸いたいという気持ちは薄れていくのだそうです。

ドーパミンが分泌されれば良いのであれば、タバコ以外でドーパミンが出る「何か」をすれば良いという理屈。

実際、私も昼食後に30分くらいお散歩しています。
もともとはウエストまわりのお肉を減らしたいと考えてのことですが、休煙にも一役かっているようです。

だいたい、平日のパターンは、お昼に30分、夜40分程度歩くことで、1日をトータルすると、だいたい13,000歩くらいになります。お腹を凹ませながら、それを意識しながら歩いています。

ただ、年末年始で4㎏ほど、それはもう見事に体重が増えてしまったので、仕事はじめととともに、ウエスト83センチに戻していきたいと思います。

それにしても、この年末年始、お酒は本当に飲みまくりましたが、たばこはなくても平気でしたね。
一年前は吸いまくっていたんですけど…。
親などは「吸わなくても平気なんだぁ。へぇ」と不思議そうにしていました。

さあ、寒さはこれから本格化していきます。朝はまだまだ暗いし…。

ウォーキングが手軽な運動とはいっても、ひざとか足首とかには、一定の負荷はかかります。
正しい方法やきちんとフィットする靴を使ったほうがよいのは間違いのないところ。

最初は8,000歩くらいから、1月くらいで10,000歩、半年たったら13,000歩…。







THEME:健康で過ごすために | GENRE:ヘルス・ダイエット |
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