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「働かせ方」に改革はおかしい

桜があちこちで咲き誇っています。

まさに「満開!」って感じ。

木によってはすでに葉桜になりつつあるものも…。

いよいよ新年度・・・ですね。

さて、と。

たまには社会保険労務士っぽい話題に触れてみたいと思います。

今回は「裁量労働制」にまつわる話。

政府では「働き方改革」なんて言いますでしょ。

厚生労働省のデータ云々でミソがついてしまいましたけれどね。

これ、ネーミングとして違和感ありません?

「働き方」の改革と言っているわけです。

でも、本来であれば「働かせ方」の改革ではないかしら。

そのほうが、意味合いとしてもぴったりくると私は思います。

決して「言葉遊び」ではないんです。



裁量労働制については、ずいぶんと昔から様々な場面で議論されてきました。

よくあるフレーズね。

「成果が同じだったとき、能力の高い従業員よりも低い従業員のほうが残業代が支給される分、給与が大きくなり不公平」

でもね。

それは「能力の高い従業員に報いる」のではなく、「能力の低い従業員に残業代を支給したくない」だけのお話なんですね。

もうひとつ。

裁量をもって働くことのできる社員というのは、そうそういないのです。

課長クラスであっても、裁量権などたいしてもっていません。

ただ、管理職なんだし…とか、年俸制でそれなりの報酬出ているだろ…といった理由で納得させられているだけ。

「名ばかり管理職」なる言葉が世に流れたのは、数年前のことでした。

そう…。

裁量だの、働き方だのという話ではなく、そこで議論されたのは単純に報酬レートの話。

それを一般従業員にも適用したら…。

達成すべき「成果のレベル」が引きあがるだけで、それを達成するための過当競争になっていきます。

3つめ…。

そもそも現実的にみて、高い成果と労働時間はおおむね正規分布します。

どんな会社でも、デキるのが2割、デキないのが2割、ノーマルが6割という分布に、だいたいなります。

で、どこをターゲットにするかで話は変ります。

同じ会社で、

同じ職制で、

同じ権限で、

・・・であれば、最後の掛け算は「それに費やした時間」になるでしょ。

もちろん、これは100%全員に当てはまるものではありません。

100人いたら数名くらいは…勤務時間はそんなでなくても、高い成果を挙げるような人材もいます。

でも、そんなヒトはそもそも勤務時間云々という概念ではなく、いつも何かを考えていたりします。

いずれにしても、従業員本人が選べなければ、それは「働き方」なんかじゃないのよ。

会社が選択した「働かせ方」を受けるか、受けないかにすぎない話。

その条件を受けなければ、リストラにあうだけの話。

企業の論理でいけば、ワークライフバランスなヤツよりも、すべてを仕事に捧げるような「社畜」に報いたいわけ。

「ジャパニーズ・ビジネスマーン!」の時代とは違って、けっして根性論なんかではない。

むしろ、欧米のエリート・ハードワーカーに近い感じ。

そういう人たちには、年齢とか関係なく高い報酬を払いたいし、そういう人たちに残ってもらえないと会社は厳しいわけ。

「大切にしたいのは、誰?どこ?」

私は、現在議論されている「裁量労働制」の導入には反対です。

メラメラとした野望に燃えてワードワークしたいヒトたちと、

ほどほどを享受したいヒトたちが、

それぞれ自分自身で「働き方」を選択できればいいのに。

たとえば、ね。

基本給25万円×12か月で年間300万円

超過勤務手当は月8万円程度であれば年間100万円

賞与は年間4か月で100万円

これで年収500万円

ホドホドがいい…というヒトたちは、これでよしとする。

野望に燃えているヒトたちは、この上に設定されている「労働時間無視の業績連動報酬」を受けるとします。

その額を仮に~2500万円とでもしましょうか。

こういうのが「働き方」なんだと思う。

こういう意見を述べる国会議員を、みてみたい。

RUN-WAY

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THEME:社会保険労務士 | GENRE:ビジネス |

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